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犬飼の歌 (2007.08.08)

 猫と針

 のために

 新中野というとこまで、毎日通っている。
 私の最寄り駅と、地下鉄で繋がっている場所だ。

 ただし、地図で見ると、東京の中心部をぐるりと包み込むような経路になる。

 距離的には、最短コース と比べたら、明らかに倍ぐらい遠回りである。
 ただし、その最短コースは、二度乗り換えが必要で、先日計測してみたら、十分ほどの短縮になるかならぬか、という感じだった。

 で、最近は、急ぐときは別にして、基本的に、椅子に座って、本読んだりしつつ東京ぐるりの、一本道コースを使用している。

 今日は、iPod を聴きつつ行った。
 わしが持っているのは、基本的にシャッフル形のヤツで、何が出るかは、機械任せになっている。
 

 んで、
 電車に乗って、スイッチ入れて、

 今日の一曲目……

 ジャじゃジャーン

 にいわあかあー 雨の~



 といきなり犬飼が歌い出したのだった。

 ウォっ……と ちょっとのけぞりつつ、しかし、飛ばさす受け入れたのだった。

 ドリル魂 は今や、シャッフルの中に参加しているのである。
 他のアーティスト達と対等に!

 占いなど、信じない男である。
 でも、このシャッフルは、ちょっとしたおみくじ気分があって、
 
 オオ、今日は ストーズから来たか……
 オオ、D51か……(美浜以来、数曲入っている)
 
 みたいな感じで、1日がスタートするのである。
 ストーンズの日は、ロックな俺が目覚めたりして。
 

 
 で、今日はついに、

 犬飼が来たのであった。


 それで犬なオレが、目覚めた かどうかは分からぬが……


 そして結果的には、良くも悪くもない、まあ普通の1日だったけど。

 それにしても、シャッフルのやつ、ウケを狙ってやったとしか思えない。

 



音楽 (2007.08.06)

 実は ドリル魂 のCD原盤が上がってきている。

 今、ジャケット・デザインなどが進行中だ。今回やって下さるデザイナーという人が、我々には分不相応な、というか、ジャケット界の巨匠と呼ばれている方なんであるが、まあそれは出来上がりを楽しみにして欲しい。

 誰よりもわしが楽しみにしていたりする。

 で、ドリルの歌の数々である。

 こうして出来上がってみると、何か、もともとそーいう歌たちが昔から存在していたような気がしてくるから不思議だ。

 たとえば、作詞したのはわしなんだけど、自分でやったという気がしないのである。

 歌っているのは、確かに 我が軍のメンバーたちなんだけど、CDの中では、歌うのが当然のような人たちのような感じに出来上がっていて、

 オオ、扉座がついにここまで来た!

 というしみじみとした感慨なんか、あんまりなくて、
 
 これぐらい余裕でしょ……

 みたいな感じなのだ。


 一言で言えば、思いの外完成度が高いというか、

 頼もしく、やっちまってる。

 
 もちろん、そこには音楽界のプロ達の高い技術が投入されていて、我々の至らぬところが、しっかりとサポートされ、底上げされているんだろーけど。

 そんな中でも、唯一、ビッグDPの犬飼独唱コーナーが、微かに扉座ワールドに留まっていて、

 オオ犬飼が打ってるぜえ、
 
 犬飼がCDデビューだぜえ、

 という雰囲気があるものの、

 それだって、おそらくはわしらが、DPDPと、過剰に気に掛けているから、そう思うだけで、何も知らずに聴いたら、
 ただミュージカル専門ではない、俳優の一人が、味わいで歌ってる
 という感じで、
 ごく普通に聴いて貰える仕上がりになっているのではないだろうか。

 しかも、この犬飼が、改めてCDで聴くと、妙に甘い声なのが、むしろこそばゆい。
 あの風貌を見つつ、聴いていると、汚いオッサンが毒づいて歌ってるような印象があると思うが、

 二枚目なのである。

 そういう点で、これは
 DP というより
 意外な CP である。(注目ポイント)
  

 今も、わしの部屋の中では、

 ドリル魂CDが鳴っているけど、ごく普通に音楽流して、仕事している時と変わらない感触になっている。
 
 
 
 おそらく、わしらがCD作ると聞いて、
 どんな

 珍品、奇品 を作るのかと思っている人が多いと思うけど

 かなり本格的なものに仕上がってるので、リリースの暁には、ぜひ聴いて驚いて欲しい。

 
  
 
 
 



ラジオとか (2007.08.04)

 昼に久しぶりに飯田橋事務所に行って、飛び立った鳩とか見て、その後、NHKに行って、笑三郎さんの邦楽ジョッキーの収録。

 事務所では田中から、この日記を携帯対応のスタイルに変更すると告げられた。
 いわゆる ブログ ってやつ。

 これで、皆さんからのメッセージも直に受け取ることが出来るようになるわけです。

 しかし、今まで続けてきた、このスタイルも、もはや愛着が湧いて、離れがたいモノになっているのではあるが……

 まあ、携帯でも見れるようにしなきゃダメだろうというのは、以前からのテーマだったから、この流れに乗るしかなかろう。

 火曜から、変更になります。

 笑三郎さんとはかなり気楽にしゃべり倒してきた。
 実際、名古屋をどり のこととか、話したいこともたくさんあったので。

 スタジオであることを忘れて、アレコレと。


 面白かったのが、猿之助さんが、いつも講演で同じ事をしゃべっていて、しかも、内容はたいてい世阿弥とか、猿翁さん(先代猿之助)の受け売りで。

 ずーっとお着きに付いていたサブちゃんは、それはどーよ?と思って一度聞いてみたんだそうだよ。

 お師匠様、いつも同じ話題で、しかも受け売りですが……

 って。

 そしたらお師匠様はこうのたまわれた。

 繰り返し言ってると、受け売りも、だんだん自分の言葉になってくる……
 変える必要はないのだ。
 自分のモノになるまで、ひたすら繰り返せ。


 まさに、伝統芸能の、奥義 だと思わないかね、諸君。


 真似でいいんだよ。受け売りで。
 それを自分のモノにしちゃえばいいんだ。



 この日記、たまーに、いいこと書いてあるよね。

 
 
 



便りのないのは…… (2007.08.03)

 ドリル魂 の汐留が気になりつつも、新中野(キャラメル現場)では、恩田さんの原稿が続々と上がってきており、

 あいつら大丈夫だろうか……
 でもまあ、便りのないのは 無事の知らせ

 だろうと、自分に言い聞かせて、

 猫と針  に没頭していた。

 もっとも心配半分ながら、ああいうお祭りの場で何かやってるというのは、何かと刺激的ではあるワケで。

 あっちも面白そうだなあ、という気持ちもあるのだ。
 やってる側は汗だくで大変だろうがな。

 しかし、何しろ

 噴き出す汗を信じようの世界なのだから……

 汗だくの姿を見て頂くのは理想的とも言える。



 まだ詳細な報告は受けていないけど、応援に駆け付けて下さった方が大勢あったようで、

 どうもありがとうございました。

 来週は更に暑い、
 真っ昼間の公演になるようですが、
 
 どうか、ご友人などへのお誘いよろしくお願い致します。


  



汐留現場 (2007.08.02)

 本日2日(木)

 午後5時から、汐留・日テレ広場で、

 轟組の第2回目の公演である。

 残念ながら、わしは、キャラメル現場があって、行けないが、どうかたくさんの応援を頼む。

 この4月の初演時、いろんなメディアからすっかり若手公演扱いを受けて、まったく宣伝が盛り上がらないのに業を煮やし、編み出したのが、稽古場でのお披露目会であった。

 大メディアに頼らず、ゲリラでいくぞ、と。

 んで、一般のお客さんに集まって貰い。
 皆さん、このパフォーマンスを自由に撮影、録画録音して下さい。そしてアチコチのサイトなんかにバンバン載せちゃって下さい、

 みたいなお願いをした結果、
 ドリル魂 と 轟組 の知名度は飛躍的に上昇したのだった。

 それは、もはや情報は自分で発信する時代なのだと、わしらが痛感した瞬間だった。

 今回は、そんなお披露目を、6回もやるのである。
 更なる、盛り上がりに期待したい。

 しかし、それには、皆さんの応援が不可欠である。

 どうかカメラとか、ビデオとか持っていって、その勇姿を記録に残し、アチコチで紹介して下さい。
 
 尚、情報の掲載に際して、許可などいりません。
 ちょっとでも、たくさん、人目に付くことが、轟組の火急の目標なのです。
 でも、まあ、せっかくだから、どこどこに載せたよ、とか知らせてくれたら、更に嬉しいけど。 
 
 
 とまあ、そんなワケで、どうかどうか、

 参院選は終わりましたが、

 どうか我々に清き一票を!

 
 美しい国になり損なっている
 この日本を建て直すのは、
 我々、

 轟組です!
 



稽古 (2007.07.31)

 恩田さんのホンが、少しずつ届けられてくる。

 来るたびに読み合わせながら、一方で、上がっている部分の稽古をする。

 しかし、まだどんな結末なのか、誰も知らないので、手探りではある。
 しかも、来るたびに、何かそれまでとは違う展開に転がっていくので、まったく油断が出来ない。

 しかもたいてい、かなり思わせぶりな気配やセリフでちょん切れていて
 
 この続きはまた次回の送信で……

 みたいなことになっている。
 連続ドラマというか、まるで紙芝居みたいである。
 
 んで、案の定、送られてくる続きのシーンでは、軽い裏切りやどんでん返しみたいなことから始まることになっている。
 
 ひょっとしたら、稽古場の片隅に覗き穴が空いていて、わしらの反応を恩田さんが密かに覗き見しつつ、続きを考えているのではないだろーか。とさえ思えてくる。

 普通、芝居ってのは、どんな役を演じる役者も、自分がその劇で何をやるのか、あらかじめすべてを知っているものである。
 なのに、今の状態は、誰も自分の未来を知らない。
 わしも、構想の全貌を聞かされていない。

 長く芝居をやってきたけど、こんなのは初めてだ。

 もちろん、初日から台本はあった方が良いわけで、これは困ったことではある。

 でも、わしは、ちょっとこの状況を楽しんでいる。
 明日は、また違うことになってるかも知れないと思いつつ、今の場面を作っている。

 まあ、大袈裟に言うならば、それは人生そのものであるわけで、
 どんな登場人物にとっても、それは究極のリアルなのだから。

 自分の未来を知ってる人間なんてインキチだもんな。

 自分が書く芝居で、先はどーなるか分かりませんよ、とかいいつつ、少しずつ原稿を渡していく、なんてことは、臆病者のわしにはとうてい出来ぬ芸当で、これはあくまでも恩田さんが仕掛けてきていることであるから(まあ、そんな策略はないだろーけど)、尚更、ある意味無責任に開き直ることも出来るし。
 
 大変なのは俳優だけどね。

 けれど、キャラメルボックスの俳優たちが望んだことは、わしの起用も含めて、今までやったことのないことにチャレンジしたいということだから、
 これはこれで、楽しんでしまった方が勝ちである。

 
 ともあれ、そんな感じで、稽古はちゃんと進んでいる。

 
 

 



クミ と マリン (2007.07.28)

 実を申して、隠れてスロットはしていたのである。
 さすがに長時間の戦いはなかったが……

 んが、やはり巷間語られている、射幸性抑止を目的とした五号機への変更による、パチスロのヘナチョコ化問題は、ヘナチョコ打ちのわしにとっても重大なものだった。

 リオパラとか、猪木とか、シェイクⅡ とか、一通り試してはみたものの、

 さっぱり面白くないのである。

 んで、いよいよスロットともお別れの日が来たか、と思っていた今日この頃であったのだが……

 バクチ業界はしぶといとつくづく思うのである。

 ここに来て、倖田來未のパチンコ台導入である。
 本当に、ずーーーーーーっとパチンコはやってなかった。
 最後にやったのがいつだったか、忘れてしまったぐらいに。

 でも最近の大宣伝である。
 何しろ地下鉄の駅にデカイポスターがはりまくられである。
 まるでCD発売のように。
 
 んで、つい店の前を通りかかったとき、あまりに熱気を帯いているので、何だ何だと、覗いて見たら、店内一角に黒山の人だかりである。

 倖田台は空いてある台がないのだ。

 で、しばし見学してんだけど、何か、そーいえばバチンコって、どんなだったけかなー
 とか思い出して、

 黒山ではなかった、海物語の 最新沖縄版 というヤツに腰掛け、なんやかんやで、一勝負したのが、つい数日前。
 

 で、今日、原稿が一部上がってきて、とうとう始まった
 『猫と針』 
 の稽古を
 
 まあ、初日はこんなもんだろうとか独り言いいつつ、
 早めに切りあげて、
 
 わしは倖田をやっつけに行ったのだった。

 
 で、やっつけられた。
 手強し、倖田!

 しかし、すでにパチンコ魂は完全に甦り、クミは ダメでも
 マリンなら 
 微笑んでくれるはず、とか独り言いいつつ、

 沖縄に移り、

 結果マリンは今イチだったけど、
 友達の

 ワリン

 て娘が、わしを助けてくれて、
 四連チャンをプレゼントしてくれ、

 結果、イーブンで終戦を迎えたのだった。

 
 でもって、思ったのが、
 知らぬ間に パチンコが大変なことになっている。
 ということだ。

 大工の源さんの頃のような、出玉大爆発みたいなことは、もうなんだろうと思うけど、

 とにかくいろんな仕掛けとか、演出とか、
 徹底的にハラハラさせ、飽きさせない。

 倖田には、やっつけられたけど、やっつけられながらも、この先どんなことが、いろいろ起きるのか、いつか見届けたいと思ったものだ。

 とまあ、そーいうワケで、時代は、
 変わった。

 これからはクミ と マリン だ。
 そしてワリンもよろしく。


 にしても、今日、かなり真面目な顔して稽古を終えて、ささっと帰ったわしが、その足で、パチンコ屋に向かったと知ったら、
 岡田クン、さぞ呆れるだろうなあ……

 これから帰って、上がってきた分の戯曲研究をボクはしてくるよ……

 みたいな顔していたはずだ、わしは。


 ちょっと心配である。
 
 
 いや、明日からは、もう芝居のことしか考えない男になる。
 とここに宣言しよう。

 倖田さんじゃなくて、恩田さんは、今この時も寝る時間を削って、芝居書きしているのである。

 そんな暇があるなら、恩田先生のおうちの方に向かって、気を送らなくてどうするんだ。

  

 なにはともあれ、稽古は始まったので、ご心配頂いた方々、どうかご安心下され。
 
 しかも、

 リアルでサラリとした言葉の端々に、恩田さんらしい、曲者チックなレトリックが散りばめられている
 新しい文体の戯曲が誕生する予感に満ちております。

 
 
 そんなこんなで、明日はもちろん、猛稽古!
 その前に、ちょっこっとだけ、世田谷の戯曲セミナー夏期講習に顔を出す。

 
 あと

 『ドリル魂』シオサイト・イベントを応援して下さっている皆さん、どうもありがとう。
 本番まではまだずいぶんあるんですけど。

 実はココはすごい真剣勝負の場だと思うんだよな。
 あんなメディ業界のど真ん中で、何回もやらせて貰って、そこで何の話題にもならないぐらいなら

 これは、たいしたパフォーマンスじゃないってことだもんな。
 
 それじゃイカン。
 何としても、ニュースにしてやると。

 わしら
 ケッコー、
 
 本気でかかってます。

 ますますのご声援をヨロシク! 

  
 
 
 
 


 



塩チョコ (2007.07.23)

 本当は今日から

 猫と針 が稽古開始の予定だったのだけど、まだ恩田さんの台本が仕上がってないので、恩田さんとの打ち合わせと、出演者の皆さんとの顔合わせと相成った。

 まあ、稽古開始予定日に、台本が仕上がってるなんて、この広い世界でも、シェイクスピアと わし ぐらいのもんなので、驚きもしないが。

 でも、いろんな仕事抱えつつ、初戯曲に挑み、がんばってる恩田さんに、何か励ましをと思い、新宿デパ地下を徘徊する。

 んで、伊勢丹で、行列発見。
 とにかく、行列なら良かろうという安直な発想ではある。

 そこは 何か パリ直輸入のチョコレート屋であった。
 明治の板チョコみたいな寸法のチョコが千五百円みたいなとこだ。

 何にも分からず、列に並び、店員さんに、

 ココは何が名物なんですかねえ と尋ねる。
 
 そしたら  

 塩チョコであると。

 オオ、塩チョコか。

 今回の 猫と針 においては、キャラメルボックスの
 塩版。

 つまり甘いだけでなく、大人テイストの、
 塩キャラメル で行くと

 勝手に宣伝してあるので、何たる偶然、素晴らしいと思った、わしだった。

 んが、何と、それは売り切れ。
 まだ昼過ぎぐらいのタイミングだったのに、さすが名物である。
 
 仕方なく、第2名物などで、用を足したが、
 ない となると、とても気になるのもので、
 
 いったいどんなんだ、塩チョコ と完全にわしの 記憶装置に
書き込みがされたのだった。
 

 それはともかく、

 そうなんだな。

 ない となると欲しいんだ。

 扉座のチケットは いつも ある から、
 あんまり欲しがられない傾向にある。


 これがイカンねえ。一度、思いっきり早い段階で

 ない

 になってみせないと、いつも
 ある と思われてしまうからなあ。

 ちなみに、猫と針 はもうほとんど 

 ない!

 状態になっているそうだ。
 凄いよねえ、ほぼ同じキャリアの劇団なのに。

 で、ドリリ魂 だ。

 
 このチケットも実はもう   


 ない!




 と早く言いたいなあ。
 ただ今、ドアクラブ 先行予約受付中!

 まあ、シオサイトの イベントで 
 人々をびっくりさせて、

 ない

 ゾーンに一気に突入する予定である。



我ながら (2007.07.22)

 自分のテキトーさ加減に呆れる。

 笑三郎さんが司会のラジオ番組は 邦楽ジャーナル ではなく 邦楽ジョッキーだった。

 そして今、劇団は 『ドリル魂』 の狂騒再び。

 とりあえず、木曜日から始まる
 日テレのシオサイトでのイベント出演のための支度におおわらわである。

 おおわらわ って、どんな わらわ だと今思った。

 笑笑 て店があるが、たぶん 関係ないだろう。

 で、もう一方で 猫と針 の稽古も始まる。

 でも、訳あって、こっちは始まるような、始まらないような……

 一言言えるとしたら、作家って大変ねえ……

  
 とまあ、そんな具合。

 でも、26は 汐留に行く予定。
 もし、近所にいて、ヒマしてるような人がいたら、是非、覗きに来て欲しい。

 夏休みのイベント会場で、
 たぶん

 浮きまくっていると思う。

 しかし、これが回を重ねて8月末辺りになると、ええっ!
 と思うほど、声援者が増えている
 
 予定である。

 
 

 



夏工事モード (2007.07.20)

 書き物の手をちょいと休めて、錦糸町に。

 昼は、ラジオの打ち合わせ。NHK FM の邦楽ジャーナルってやつ。笑三郎さんがやってるヤツに、八月、ゲスト出演する打ち合わせ。

 その後、稽古場へ。

 そろそろドリルも再発進である。

 とりあえず、まずはトモとケンタ、あと新人軍らの歌唱上達度を確かめる会。

 上野(ご指導)先生から、一度、聞いてくれと、リクエストされていた。

 その成果は、日テレ・イベント会場で示されるはず。
 累央が前半、別現場なので、二人がその穴埋めをしなきゃならないのだ。
 さて、どうなるか、乞うご期待。

 ニュー・ドキドキポイントであるが。
 両人とも、やる気は漲っているので、期待して欲しい。

 その後、今度は、AUNにきて貰って、現場リズム のクリニックを。

 こーへいさん りょーへい さん、両人そろい踏みである。

 何と贅沢な指導かと思うが、この前の美浜イベントの時、お願いしてみたら、快諾してくれて、実現した。

 いろいろ凝って複雑化していたところを、敢えてシンプルに戻し、その上で、味付けの勘所を伝授してくれた。

 で、確かに、スッキリしつつ、気持ちよい一体感が生まれた。

 このニョーバージョンは、日テレイベントから、お披露目の方針で、取り組んでいく。

 稽古を終えて、行きつけ居酒屋 天紫亭へ。

 AUNを囲む会、開催。

 いろいろ面白いこともあるけど、各人のブログ等に、写真入りでレポートされていることであろう。

 参照されたし。


 あと、今日、面白かったのが、ガン平さん。
 今朝、サクラ大戦の打ち上げが終わって、昼過ぎから、稽古に参加だったのだけど、明らかに、アルコール漬け状態での登場であった。

 稽古中も、なんかフラフラと挙動不審な動きで徘徊したり、窓から空を見て、ニヤニヤしたり。

 聞けば、今朝七時過ぎ、帰宅の時、新宿から亀戸まで帰るのに、ふと目覚めたら、国立に到着していたのだそうな。

 いったい、どんな経路で移動してそんなことになったのか。
 酒が弱い、わしなどは、人生で一度でいいから、そんな酔っぱらい方してみたいもんだと思う。
 
 で、そんな具合だから、稽古が終わったら、直帰なさるのかと思ったら、ちゃんと呑み会に参加。
 
 そして呑むほどに、しゃきんと背筋が伸び始め、無意味なニヤニヤも消え、至極まっとうなことを語り始めたのだった。

 でも、さっきまで何やってたか覚えてる?
 と聞くと、

 打ち上げてすよ。

 と答えていた。

 そんな感じで、工事がまた始まった。




 26日。メット者たちは、汐留に集結せよ!
 
 



演劇人の日 (2007.07.18)

 昼は サザンシアター へ「朝焼けのマンハッタン」を観に。

 今年の世田谷の戯曲セミナー夏講座の、観劇課題がこの作品なのである。講義で、斉藤憐さんが来て、この自作について語ることになっている。

 責任者としては、観ておかねばなるまい。
 硬質な現代史劇。

 それを火曜の真っ昼間、たくさんの熟年層が観劇している。
 それも、リニューアルしたタカマシヤ新宿店 ともあんまりご縁のなさそうな、気真面目感漂いまくりの方々。

 その光景を見て、日本の文化は未だ捨てたものではないと、思いましたね。
 そして清く正しい、左翼の知性が充満していた。

 話は飛ぶが……

 日頃ノンポリという主義で生きようと決意している私であるが、(アナーキズムにはあらず)、今度の選挙って、本当に争点が不明瞭なんだな。
 九条の問題とか、大問題なはずなんだけど。

 自民と 民主 が、ここで対立してないからな。
 自民は変える 民主は変えない

 ぐらい大きくぶつかってくれないと、選択した感が持てないよな。
 明解な護憲は、左翼しかないし。
 
 だから左翼がもっと頑張っていいんだけど。やつぱり、ノンポリ派としては、共産主義 とか社会主義 てものをもう一回、吟味して整理し直してくれないと、ノリにくいところがあるのである。

 中国とか、ソビエトとか、どー考えても上手く行ってたと思わないし。そういう考えは古いのかもしれないけどな。

 とまあ、そこら辺のところを思いつつ、この芝居を見ると、斉藤憐は、アメリカの良いところ、ダメなところ。両方を冷静かつ的確に捉え。
 左翼に対する、批判も遠慮なく、加えながら、描いていたと思う。

 アメリカでは、芝居書いて、死刑にされることはない。
 その代わり、芸術も商品にすぎない。
 (一方、かつて進歩的芸術家が理想とした、芸術家が飢えない国・ソ連では、国家の方針に合わない芸術は徹底的に破壊された)

 こういうところが、斉藤さんの論理はとっても分かりやすい。

 その後、喫茶店で、書き物のこと、しばし考え。
 花園神社に。
 椿組の野外劇。今年は劇団員3人参加。行かぬワケにはいかぬ。

 先日、最後の深夜劇場でインタビューした今売り出し中の、田村孝裕さんの作演出。

 なんで、コレ野外劇でやってるの?とひたすら疑問の、これまたキッチリした会話劇。
 とても丁寧に作られた、よくまとまった良い芝居ではあったが。

 でも、作家に聞くと、自分の持ってる世界は野外劇向きではないので、今回はかなり派手になるよう意識した、という。

 これで派手なのか、とちょっとびっくりしつつも、不思議に納得。
 スタイルを貫いているのだね。
 かなり若いはずなのに、そこは逞しく、したたかである。

 そーいう作者の資質が、キチンと出ている芝居なのだ。
 かなり多くの登場人物が出入りするけど、単なる書き割りのようにならず、一人一人にちゃんと個性が与えられているし。
 そしてそれが、ドラマをしっかり支えている。

 
 あと、
 椿組座長・トバさんの本格的演技を初めて見た気がした。
 なかなか良い役者であったなあ。
 いつもの賑やかしの感じは好きだけどね。アレは椿組内でしか、威力を発揮しない芸だからな。
 今夜のは、紛れもない演技だった。
 お昼は、夏八木勲さんが主役で、夜は 外波山文明さんだったのだけど。
 存在の確かさにおいて、拮抗していたと、ちょっと贔屓目に見て、言っておく。
 
  

 

 
 
 



 
 



どーなんだ? (2007.07.12)

 マイミクさんから、メッセージが届いた。

 キャラメルボックスの岡田達也さんのブログに、とある指摘がありますと。

 ちなみに マイミク というのは、ソーシャルネットワークの
mixi 内における友人のことね。

 その人とは、お会いしたことはないんだけど(たぶん)ね。
 会ってたらゴメン。正体が分かってないかも……

 みたいなことです。
 わしは、この4月から、ミクシィ内も、自在に闊歩する現代人になってるからな。

 あっちにも日記があるし。で、微妙に人格も使い分けてるし。

 ただ、あっちの方が絶対に、アクセスの数は少ないにもかかわらず、足跡というシステムがあって、読まれた、繋がってる、分かり合えてる(おそらく誤解が半分以上だが)みたいな実感が、あるから、ケッコウ、気合い入れたりしてしまう。

 まあ、やってる人は覗いてみて。

 

 それはともかく、

 岡田問題だ。
 

 わし 

 自分で演出する芝居のタイトルを間違ってた。

 針と猫 じゃなく

 猫と針 だった。

 猫先、だ。


 申し訳ない。
 
 関係各位に、心よりお詫び申し上げます。


 オールスター、すごかったね。
 イチローのホームランで、思わず

 うおーーーーーーっ!

 と声を上げたら、

 隣でまったりしてたモーが、びつくりして怯えだし。

 うわわわわわわんんんんんーーーーーー!

 と吠えた。

 サンフランシスコに届いたと思うよ、
 わしらの声。  

 

 



777 (2007.07.10)

 芝居書きの日々。
 次に大きくカラダを取られるのは、

 針と猫

 の稽古突入なんだが、それまでに終わらせたいことがある。

 で、2000 777 の日も
 勝負どころでなく、ひたすら書き。

 猫の前に 鼠 書いてるとはコレいかにだけど。

 ところで今日はそんななかでも用事があり、外出。
 サンシャインまで

 その 猫方面の 取材で、岡田達也氏とインタビューというか、対談を。

 まだ本が上がってこないんだけどね。
 
 本がないから、むしろ言いたい放題状態なんだが。

 にしても、作家さんて大変だよなあ、としみじみ思う。
 何しろ、本が なきゃ始まらないんだからね。
 第一次産業ですよ。

 超売れっ子の恩田さんですからねえ。
 やりくりも大変なんだろう。

 ともあれ、そんな感じ。

 尚、今日その現場に、赤星が aU から送りつけられてきた新しい携帯電話を持ってくる。

 ツーカーが終わるので、早く替えてくれろ、ということらしい。
 他のメーカーに移られたら困るので、頼みもしないのに勝手に
送りつけてきた。のらしい。

 わしゃ、ツーカーの 最後の一人になると、決めていたんだが。
 それにしても、今、そういうメンドーちいことはしたくないので、まだ当分、ツーカーのままでもいけるんだろ?
 とか言ってたら、

 赤星が、ボクがやります、とか言って、サクサクと箱を開け、新しい機械のセッティングを始め、

 ついに ツーカー の息の根を止めてしまった。

 新しいのは、当然のこと、アンテナも伸びない。
 
 これにて、わしも現代に生きる人になってしまった……

 明日はオールスター。

 て、わしゃただ見るだけだけど……


  



同時進行 (2007.07.06)

 油断している隙に、いろんなことが同時進行することになった。
 しかも、ここから10月ぐらいまで、5つぐらいの課題が折り重なって迫ってくる。
 大丈夫か、オレ?

 とりあえず、今は、目の前のトンネル掘り。

 明日は、厚木まで行って。

 大地真央さんの
 「マイフェア・レディ」を見て、その後、『ドリル魂』のレコーディング会場へ!

 レコーディングである。

 CD製作に乗り出したのである。
 9月公演向けてリリースの予定である。

 まあ、わしが行っても、特に何の役目がある訳ではなく、
 もうすべて、
 長谷川監督と、上野先生にお任せなのであるが。

 でも、まさか、うちの劇団でミュージカルやって、オリジナルのCDを作ることになるとは思わなかったから、
 ある意味、感慨深いものがある。

 そんなのが本当に売れるのか、という心配はあるものの、な。

 まあ出来上がったら、またロビーでセッセと売ることになる。

 永遠に続く、演歌スタイルである。

 



ダンスの神様 (2007.07.02)

 美浜は無事に、というか、見事に終わりました。
 
 一行で終わりかい?だけど、重みある一行だと思っとくれ。
メンバーのプログとか見れば、分かるはず。

 
 今宵は、ちょっとした美浜での忘れられぬエピソードを。


 参加者の中でも一番ちびっこのIちゃんは、踊りが大好きでした。でも、ダンスシーンのオーディションの結果、残念ながらメンバーには選ばれず、他の場面での出演になりました。
 
 Iちゃんはたぶん悔しかったし、悲しかっただろうけど、泣いたりせず、与えられた役割を一所懸命にこなしていました。

 でも、やっぱりダンスが好きなので、出番はないけど、他のみんなが練習しているダンスを、邪魔にならないように稽古場の片隅で、ずーっと練習していました。

 そのまま稽古の日々は進み、劇場の舞台を使っての、小返しの稽古の時のことです。

 Iちゃんはいつものように、ダンスを踊るメンバーたちとは少し離れた場所で、けれど、メンバーたちと同じ音楽に合わせて一人で踊っていました。

 Iちゃんがどんな気持ちで踊っていたのかは分かりません。ただ好きだからという以上に、もっと上手くなりたいという気持ちでいたのかもしれません。
 次の機会こそは、と……

 しかし今回は、もうお客さんに見てもらえる可能性はありませんでした。それなのに、毎日、踊り続けていたのです。
 それも楽しそうに。心から、この時間が大好きなんだという感じで。
 
 そしたら、その日の練習中のこと、Iちゃんは、ダンスの振り付けのL先生に、呼ばれました。
 先生はIちゃんを誰からも見えない、舞台袖に連れて行くと、言いました。

 「ふぉーえばーふれんず」を今ココで踊ってみな。

 Iちゃんは、言われるままに、L先生の歌と手拍子に合わせて踊りました。
 ずっと練習していたから、フリはもうすっかりと覚えていました。

 先生が最後まで歌い、それに合わせてIちゃんが踊り終えた後、L先生は、突然、舞台にダンスメンバーを呼び集めて言いました。

 扉座のTくん、今までご苦労様。
 今日から君のポジションに、Iちゃんを入れます。
 Tくん、クビだ!

 その時から、Iちゃんは、その場面に参加することになりました。本番3日前のことです。サポート的に出て踊っていた扉座メンバーTくんの代わりなので、立ち位置もちょっと端っこでした。
 その位置では、背の低いIちゃんは、周りのお姉さんやお兄さんたちに囲まれて、時々、姿が見えなくなってしまいます。
 
 でも、Iちゃんは、一所懸命に、そのポジションで踊りました。
 誰がどんなふうに見てるとか、そんなことお構いなしに、大好きなダンスをただ一緒懸命に。
 ここでも、与えられた役割に真っ直ぐに向かっていきました。

 そして、今日、Iちゃんはついにまっさらな舞台の上に立ち、満員のお客様の前で、大好きなダンスを精一杯踊りました。

 たくさんの拍手が、舞台に送られました。
 拍手はいつまでもいつまでも鳴りやみませんでした。
 
 大勢の仲間達と、そんな拍手に包まれて、Iちゃんはいつもより、少し大きく見えました。




 一所懸命やっていても、チャンスに恵まれていない、君に。
 
 少しぐらいツイてなくても、失敗しても、
 それで腐ったら、ダメです。
 簡単に諦めたらダメです。

 ダンスの神様は、きっと君のことをどこかで見ています。

 
 そしてある日、暗い舞台袖に君をそっと連れて行き、言うはずです。

 「ここで、踊ってみな」と。

 



思うこと (2007.06.29)

 美浜の方はチーム扉座に任せて、私は芝居書きをしていた。
 
 ところが昨夜、猿之助さんから、連絡が来て、明日、夕食を一緒に出来ないか?と。

 書かなきゃいけないのだけど、それ以上に、行きたい気持ちが強くて、今日は夕方から、指定のレストランへ。

 で、昨夜、前から、以前出した『夢みるちから』という猿之助さんとの対談集を、お世話になった方に進呈するのに、サインをもらっておこうと思っていたのを思い出し、本を探した。

 で、パラパラとめくるうちに、つい、所々、読んでしまって……

 そしていろんな思いに耽ってしまった。

 私が生涯最初に見た歌舞伎は、猿之助歌舞伎なんだけど、それは祖母が、連れて行ってくれたものだ。
 その祖母が今年、他界した。

 結局、私と猿之助さんとの仕事を、劇場で見て貰うことが出来なかったのが、返す返すも無念だけど、誰よりも喜び、応援してくれたのが祖母だった。

 でも、そんな仕事が、猿之助さんの病気で、ここ3年ほど途絶えてしまって……

 しかし、長いバカンスも、いよいよ終わりの時が来た気配があり、ついに復活が迫っている。
 何しろ、先日お会いして、小さなガッツポーズをしてから、2週間しか経っていない。

 で、いきなり呼び出しである。
 ちょっと思いついたことがあるから、と。

 これはもう、元気に溢れていたテンポである。
 電話してきて、明日、会いたいという、そういうテンポだ。

 で、今日、お会いして、ますます確信した。
 船は再び、新しい港に向かって岸を離れた……
 今夜は大きくガッツポーズである。

 そこで、今日、申し上げたこと……

 昨夜、この本を読み返して、しみじみと、スゴイ人と仕事をさせて頂いていたのだと、改めて噛み締めた。

 偉大な芸術家と、同じ時代に生きること。
 それさえ、運命的な幸福である。
 その上に、下北沢の小劇場作家が、そういう人と、仕事をさせて頂ける機会を得た。
 
 仕事に取りかかっているときは、ひたすら夢中だし、苦しいし。
 いろんなことを思ったモノだ。ダメ出しは、容赦ないし、書き直しはどこまでも続くし……

 もっと楽に生きる道はあるはずだ、とか。
 もういい加減にして欲しい、とか。
 
 けれど、こうして、長い中断があって、思い知る。

 この運命的な幸運と、幸福の有りがたさ。
 こんな人と、ギリギリまで力を尽くして、作品作りが出来るなんて、そんな幸せは、滅多にないのだと言うこと。

 たぶん、これからまた創造活動が始まったら、怒濤の如く、困難が押し寄せてくるのだろう。
 そして、たぶん、また逃げ出したいとか、
 もうたくさんだ、とか、わしは思うに決まってる。

 けれど、今日、思ったその気持ち。
 それはぜったいに嘘ではない。

 心から、そう思ったことを、覚えておこうと思った……



美浜に吹く風 (2007.06.27)

 いよいよオープニングが近づいてきた。
 と言っても、ほとんどの人に見て貰えないので、ちょっと複雑であるが。

 観覧は抽選で決まったみたいだけど、かなりの激戦だったようだ。
 そりゃそうだろうと思う。

 こんだけいろんな人たちが出て、四百弱のキャパ×2 しかないんだから。

 まあ、盛況なのは何より。人の活気は何より大事だ。

 中味も、日増しに充実している。
 突然だけど、朗読劇部分に、有馬まで参加することにもなったりして。

 そりゃ、菊地さんが館長になられて、真新しい小屋が建つんですよ。扉座も、深く関係するのでしょ?
 予定が合えば、何でもやりますよ。
 ぼくの職業は 
 劇団員 ですからねえ

 と本人が言い出したのである。
 で、たった三つしかないんだけど、市民達に混ざって、曽根崎心中の徳兵衛のセリフを読んで貰うことにした。
 
 職業は
 劇団員 ですからねえ。

 と言うのが、なかなか良かった。

 その言葉通り、今回の仕事も、
 劇団でしか出来ない物である。

 それも、あちこちで経験を積んできた、扉座ならではの。

 市民達を集めて、訓練し、舞台に送り出すと言うこと。
 簡単なようで難しい仕事である。
 
 そもそもみんな、俳優であって、別にインストラクターではないですからね。
 けれど、福岡の国文祭あたりから始まり、大和、豊橋とやってきたことが、団員達にしっかり根付いている。

 今や、わしなんか、ぼーんやり見ていても、サクサクと稽古が進んでいくのである。
 そんで、市民達が明らかに、進化して行く。元気になってゆく。
 おそらく、今、こういうことをやらせたら、扉座以上に見事にこなせる組織はないんじゃなかろうか。
 世に誇れる、特殊な力だ。

 ただ、ひたすら残念なのは……

 未だに、扉座 って何だか、まったく知らず、参加している市民がいるということ。
 リサや、ガンちゃんのことなんかも、何者か分かっていない。

 扉座を知ってる人からすれば、
 えー
 だろうし、わしらも 少なからぬショックだったりするのであるが。

 それで、あななたちはいったい、何なの?

 と真顔で聞かれたりするのである。

 何かのボランティア団体とか思ってる人もいそうだ。

 幸い、9月には、この劇場で、ドリル魂 をやることになっている。
 その時こそは、わしらの正体を正しく認識して頂きたいと、切に願う。

 その時は、ああ、建築関係の人たちだったんだ、って思われたりして……
 
 



Dー51とバーミヤン (2007.06.23)

 美浜へ。

 駅前で、安達と新原に会う。見るからに空腹そうだったので、バーミヤンに連れて行ってやる。

 わしゃ、メシなんかいらんので、見てただけだが……

 そこで一人で、メシを食ってる江原を発見。江原、わしらを見ると、逃げるように去る。

 どうやら幸福な食後感を一人で味わい、邪魔されたくなかった様子。

 劇場に行って稽古。

 Dー51が来てくれて、市民たちと一緒に、初合わせ。

 二人とも、市民たちの頑張る姿に感動してくれて、気持ちよく歌ってくれた、良いメッセージも残してくれて。

 素晴らしいコラボとなる。

 で、夜まで幸せな気分で稽古。

 終了後、さかずに腹が減り、見るからに空腹そうな、手下たちを誘ってバーミヤンへ連れてってやる。
 安達、新原も参加で、行き帰り共に、バーミヤン。
 
 そんなにバーミヤン好きか?だけど、検見川浜の駅前では、他に行き場がないのである。
 まあ、安くて助かるけど。

 ただし、江原だけは、心からバーミヤンのネギラーメンが好きなのだった。当然、江原も参加であった。

 で、昼間もわしらに隠すよう喰っていたという、ネギラーメンを。
 2回目のネギラだ!
 
 その写真は、リサのコーナー。轟組ブログに載ってたよ。

 ちなみに、江原は、あの店のメニューをそらんじている。
 いろいろ試して行き着いた
 ネギラ らしい。

 



工事に向かう! (2007.06.19)

 美浜現場を監督しつつも、

 轟組の工事の支度も同時進行している。

 ここで言っておきたいことがある。

 ガン平氏に。

 あの、現場で謝罪しているオッサンには

 すでに通り名があるのである。
 正式名称ではないが、

 それは


 オジギビト


 という。

 とりみき という漫画家がかなり以前から、全国各地のオジギビト採集をやっていて、

 手塚型とか、女性ビト とか、様々なバリエーションを発見しているのである。

 ちなみに、その本を持っているので、今度、進呈しようと思う。


 ちなみに×2
 このオジギビト、韓国とか台湾などでも発見されている。


 私が好きなのは、
 ぜったい、被れなさそうな、小さいメットを抱えている

 かぶれないシリーズ。

 お詫びのためのグッズでしかいない、メットという
 コンセブトが、ある意味、アートだと思う。


 



 
  



猿之助さんと (2007.06.15)

 記録として書いておく。



 昨日は、猿之助さんとお会いした。
 一昨年!の暮れにお食事して以来。

 噂で、かなり病状は回復していると聞いていて、
 思い切って、連絡をしてみたのである。

 相談したいこともあったし。

 そしたら、最近、退屈してらっしゃるということで、
 久しぶりにご馳走になりに、某ホテルへ。

 お会いすると、
 丸々としておられ、血色も良かった。
 何よりも、元気に笑っておられる。

 そして久しぶりに……
 本当に久しぶりに、芝居の話しをした。

 今までは、お会いしても、芝居のことなどアレコレいうのは
憚られる気配があったのだ。
 しかし、昨夜は、かつてスーパー歌舞伎をガシガシと作っていた頃の感じで、会話が暖まった。

 
 美味しいローストビーフを頂きました。


 まあ、あんまり細かく報告するのは差し控えるけど、

 すっかり満腹になって、おやすみなさいを言って、
 一人になってから、

 わしは、雨の降る日比谷路上で
 
 小さくガッツポーズ。

 生きる伝説、復活の日は近い、と確信した夜。
 



ノート話 (2007.06.14)

 今日は夕方から厚木でいろいろなミーティング。

 赤星と待ち合わせて、ロマンスカーで厚木に向かう。(わしらロマンカー好きです)その前に、少し早く出て、新宿の喫茶店に入って、書くべきことの構想練りをした。

 昔、滝沢っていってたとこなんだが、今は、別のお洒落サテンになっている。
 お洒落になった上に、少し安くなってるとはコレいかに?なんだけど……

 そこで、目撃したのだった。

 白髪で、顔中髭だらけの博士であった。
 何で博士と分かったかというと、物理関係の本がテーブルに山積みになっているのがはっきりと確認出来たから。

 そして、小さな、紙に切れに向かって、ボールペンで何やら一心に書き込んでいる。
 たまに腕組みとかして、いかにも文章を推敲している様子であった。

 しかし、驚いたのは、
 その紙切れが、全部、飲食店にあるようなナプキンだったこと。
 
 それと、

 更に、ストローの袋が、クリップで束にされていて、そこにもぎっしり何かがメモられていたこと。

 それだけ見ると、ホームレスとか、狂気の人か、という感じなんだけど、

 姿は、髪にちょっと寝癖っぽい跡が感じられる以外は、清潔そうにしておられるし、他の持ち物は、それなりにちゃんとしておられる。どう見ても、常識的な人に見えるのだった。

 ただ、ノートは使わず、文章はナプキン。
 メモはストローの袋、と決めている風情であった。

 つまりそれなりに拘ってる、気配があったということです。

 にしても、わしのような大衆劇作家が、モーリスキンでなくては、なんて言ってる、その一方で、明らかに宇宙の真理について考察なさっている気配の博士が、紙ナプキンと、ストロー袋に書き込みしていると言うのは……

 まあ、書く道具と、書く内容は、別のモノという良い例ですね。

 にしても、ああ、この風景をもっと早く見たかったと、悔やみました。

 ネバネバランドで、杉山が演じた博士。
 あの人は、いかにもイギリス帰りの紳士っぽく、なっていたのですが、
 何といっても、宇宙と向き合っている人なワケで、

 そう言う人は、意外なところに、常人を越えたこだわりとか、慣習を持っている、みたいな発想も欲しいところだったなあ、と。

 特に、クリップで束にされた、メモぎっしりのストローの袋は、まあ、舞台では、よく見えないから、趣味的な拘りに終わる可能性は大ながら、

 ある種のリアリティを漂わせるなあ、と思ったのでした。

  
 何となく、あの博士は、いつもあそこにいるんじゃないかと、思います。

 ネバネバの博士がそうだったように。

 昔、滝沢2Fだったところの、禁煙席の、一番奥の二人がけテーブル席です。

 
 



儀式とか前戯とか…… (2007.06.12)

 美浜イベント製作をしつつ、書き物に取りかからなきゃいけないのである。

 が、パソコンに向かうエナジーが湧いてこない。
 スイッチが入らない。
 その気にならない。
 何でもいいけど……

 でも、それはきっと、ノートがないからだ。

 とかなり飛躍チックに言い訳を考えた。
 
 以前、鈴木聡先生から勧められたモーリスキンのノートを、その後も愛用しているのだけど、次に取りかかるべき仕事用のまっさらノートを、切らしていたのである。

 もちろん、本当はそんなものなくても、仕事は出来る。
 極端な話し、メモだの、下書きだのはチラシの裏でも間に合うのである。

 でも、言い訳が見つかると、もはや停滞は決定的になってしまうので、慌てて、池袋までお買い物に行った。

 んで、無事にノートを買って、
 
 デパート内を徘徊し、ついプラダとか入ってしまって、危うく、店員さんに新しいスニーカーとか勧められて買ってしまいそうなところを、

 わしはノートを買いに来ただけじゃー!と
 心で叫んで、 
 
 店員さんの呼び止めを振り切って、エレベータを駆け下り、外に出て、地下鉄駅に急ぐつもりが、

 気がついたら、サンシャインの方向に歩き出していて、

 しかしそれは別に、今度のドリルの劇場を下見しておこうなんてことではなく、その手前の遊技場に入るためで……

 なんか当然のように、少し前に赤坂で勝った、

 リオちゃん

 という台に挑むも、
 二万円ほど、さくっと負けて。

 これなら、何か買った方がマシだった、プラダは無理でも、何か買えたのに、とクヨクヨし、

 気がつくと、手を上げて、タクシーを止め、

 茗荷谷まで乗り、

 コンビニでいろいろ買って、やっと帰宅。

 それは犬に餌をあげる時間で、
 あげた後は、モーもポーも、パパ、遊ぼう遊ぼうと絡みついてきて……

 仕方ないから、一緒にしばし絡まり合い……
 ついテレビとかも見てしまい……
 合間にはメシも食うし。


 それやこれやで、今、ほとんどテッペン越え……

 やっと今日買って来たノートの封を切ったところ。

 
 どーよ?

 作家 って大変でしょ。


 まあ、こんな1日をもし誰かが覗いてみても、まったく無能の人の、無意味な1日にしか見えないでしょうが……
 
 
  
 



どきどき (2007.06.11)

 美浜文化ホールのイベントの稽古が始まった。
 土、日、とラッキィ、エリ夫妻や、長谷川監督、歌唱指導の桃代さん、そしてAUNさんたちなどが入れ替わり立ち替わりで、やって来て、ばーっと進行していった。


 日曜の今日は、Dー51の フォーエバーフレンド のダンスがすでに貫通状態になっている。

 そんな中で、


 ラッキイ・エリ夫妻の注文は、踊りつつ、お客さんにもっとアッピールしようというもの。
 稽古場の前の方で、見ていたのは、

 ぼく 

 だけだったのだが、たまたまぼくの前で踊っていた、

 さきちゃん(10)に、

 扉座のリス隊長(?歳)が、あの人(ぼく46歳)にアッピールしたらよいと、アドバイスした。

 んで、ぼくもちょっと緊張して待っていた。
 が、一回目、さきちゃんは、ちっともぼくの方を見てくれなかった。

 ちょっとがっかりしていると、
 
 さきちゃんのお友達の、まおちゃん(11)が、ニッコニコで、いかなきゃダメだよ、と更にアドバイスしたのだった。
 ニコニコって お手本付きで。

 もう1回やるよ、ということになり、 

 ぼくは、どーなるんだろう、でも、この調子じゃ、またがっかりかな、と思って、見ていた。

 そしたら、二度目の時は、さきちゃんが、1回だけだったけど、途中で、ぼくを見て、
 
 ニコ ってしてくれた。

 ぼくは、うれしかったけど、それより、どきどきしちゃって、
 本当は、しっかり笑い返したかったのに、
 
 何か、キョド ってしまい。

 たぶん、変な顔とかしてしまった。

 
 そんな調子で、 
 れんしゅう は進んでいます。

  



飼い犬に (2007.06.08)

 家で、書き仕事。
 おお、私は作家だったのだ……

 でも朝、ちょっと犬たちを連れて犬屋に。

 かなり犬臭くなってきたので、ヘアサロンに。

 で、ポーシャちゃん、お肌弱いので、マイクロ波入浴をお試しなさいませんか?って。

 また新規軸登場である。

 この店、行く度になんかマシンが増えている気がするのは気のせいか……

 で、例によって、犬方面いいなりプレイ で、
 ポーは、マイクロ風呂に。


 もっともその入浴の現場は見てないから、どんなものか検討もつかぬ。


 これでいいのか、私……


 しかし終わって、宅送(!)で帰ってきた、モーとポーシャ、香水の香りに包まれ、輝く毛並み。

 あんまり匂いが良いので、抱きしめて、スリスリしていたら、ポーシャは、そのままウットリと抱かれていたけど、

 モーが突然、暴れ出して、わしのことをマジ噛みしおった。

 やっぱり自分はマイクロでなかったのを妬んだのだろーか。

 にしても、同じ種の犬なのに、まったく性格が違う。

 ポーはどこまでも大人しく、猫みたいなヤツである。

 わしが寝転がっていると、静かに忍び寄ってきて、ひらりとハラに乗って、自分も寝だす。
 
 もちろん愛おしい……

 モーは絶対、そんなことはしない。
 そんな暇アッタラ、とにかくボールを投げよと、暴れ狂う。

 ボール投げが始まると、本当にもう、何時間でもボールと戯れ続けるのだ。

 わしは密かに、ロナウジーニョと呼んでいる。

 そんなボールバカの姿を、ポーシャは、ちょっと冷ややかに眺めつつ、わしの唇を嘗めだす。

 もちろんカワイイ……

 ただし、未だに、目を離すと、ウンチをいらいまくっている。
 そのベロで、嘗めてくるので、

 わしの思いは千々に乱れる。

  
 



へそとかのこと (2007.06.07)

 上野隆博クン、TAKAHIRO は素晴らしいアーチストだった。

 若干二十五歳で、ニョーヨークのなみいる腕利きダンサーたちと、対等に渡り合っている。
 東洋人でも、日本人でも、負けずに出来るという以上に、ここで大活躍出来るんだ、という証を自分の力で絶対立ててやると決意して、がんばっている。

 今時珍しい、志に満ちた若者であった。
 HIP HOP は不良の玩具だろーに、こんなに真っ直ぐでいいのか、てほどに。

 しかし、クールでカッコイイ。

 忍者みたいに、まとめた長い黒髪も、神秘的でステキ。

 いつか、韓国の人間国宝、イ・メイバン先生に、お前は、何で髪の毛を西洋人みたいにしてるんだ!と突っ込まれたけど、
 確かに、久しぶりに見た、カラス色の髪は、DNAの奥底に、訴えてくる輝きに満ちて見えたナ。

 まあ、そんだけ、中味のある若者だってことだけど。
 
 幸運にも、美浜文化ホール・オープニングのチケットを手に入れることの出来た人は、しかと彼の姿を目に焼き付けておくがよい。
 必ず、タカヒロ、知ってる!見たことある!と自慢出来る日が来ると予言しておこう。




 それはそーと、今日、移動中、地下鉄で前に立った女の子の、下腹を見て、おどろいた。
 なんちゅーか、ヘソ下三寸ぐらいが剥き出しになってるジーンズだったんだが、

 チロリと陰毛が見えていたのだ。

 我が国では、いつから、街中でのヘア公開が解禁になったのか?
 事故というには、あまりにもジーンズの股上が低すぎる。見るんじゃねえよ!という前に、そりゃ見えるだろー、コレジャーよお、見せる気ないなら、そんなの穿くな!
 という感じだ。

 ケツ方面の割れ目はもう、すっかり一般解禁なので、まあ、陰毛も時間の問題ではあったと思うが……

 にしても、陰毛ですよ。
 
 良い時代になったものです。
 オジサンの若い頃は、平凡パンチのグラビアとかで、ちょっと毛がすけて見えてるというだけで、クラスの男子全員が、いきり立ち、その本を奪い合って見たものですが。

 今や、モノホンが、地下鉄の中で、しかも座ってる目線の目の前に、チロリと、公開されているのですから。

 しかしこの分では、いよいよ次は、乳方面の解禁でしょうね。

 でもまあ、いきなり全開はないだろうから、段階を踏んでね。
 とはいえ、乳の膨らみを見せる文化は、こりゃもういにしえからあるもんで、特に珍しくもないだろーし。
 
 乳首だけ隠して、
 乳リンは見せる、というとこでしょうか。

 まあ言葉は簡単だけど、コレ、実現すんのは難しいなあ。
 どんな形状の道具を創れば良いモノか……

 洋服とか下着だって、デザインが思い浮かばない。

 もっともケツの割れ目をしっかり見せるジーンズ だって、この言葉だけじゃ、どんなのか分からないものだし。

 たぶん、そのうち誰かがきっちり創ってくれるのだろう。
 
 
 にしても、志の高い若者の話から、何でこんな、愚かな話しに展開しているのだ……

 情けない。

 



公演日程の出た日 (2007.06.06)

 昼から事務所で今後のことのミーティング。

 久しぶりに 茅野にも会う。

 その後、西川流の家元と『名古屋をどり』の打ち合わせ。
 赤坂で。

 にしても、なんで をどり なんだろーか。

 知らないと  名古屋を どり 

 だと思うね。

 もっとも どり ってのも意味不明だから、ますます不可解なことになるけど。

 それはともかく、打ち合わせが終わって、帰ろうと思い赤坂をダラダラ歩いていたら、つい、しばし遠ざかっていた、パチスロ虫が蠢いた。


 んで、どーせ帰っても、コロンビア戦見て過ごすんだから、と思い。試合終了時刻を限度と言い聞かせて、

 エスパスに入店。

 リオ という新型機に。

 これは五号機というやつで、今までの機種が射幸心を煽りすぎるという理由で、規制がかかり、爆発しなくなった型のやつである。

 で、もっぱら、この5号機時代で、パチスロは終わるだろうと、言われている。


 そんな中、わざわざ、それを試し打ちした、変わり者がわしである。

 まあ、なんちゅーか、パチスロ出来れば、何でもいいや、みたいな感じだったのである。
 
 しかし、あなた、そういう時は、出るんだね。

 試合開始ぐらいから始めて、終了ぐらいまでの間で、きっちり二箱。

 爆発的な感じはないけど、あんまりストレスなく、スルスルと出たのだった。

 久しぶりに、パチスロ屋で、キレずに済んだ。


 明日は、美浜のオープニングに出てくれる、TAKAHIROさんと会う。

 この人は、ニューヨークのアポロシアターの素人勝ち抜き演芸大会みたいなので、ヒップホップダンスを踊り、9週勝ち抜いたというスゴイ人なのである。

 勝ち抜き演芸大会 という表現は明らかに、間違っていると思われるが、わしもよう分かってないので、詳細が気になる人は、自分で調べて。
 アポロシアターって、こないだ、ジェームス・ブラウンのお葬式やってたとこ。
 ブラック・ミュージックの聖地と言われている。
 
 ただ、その勝ち抜きの様子は全米で毎週放送され、全米がそのダンスに 泣いたのだという。

 まあ、正しくは、泣いちゃいないだろうが……
 全米なんだし、泣いた! しかないだろうって感じ?
 
 ともかく、そんな日本人の若者がいるのだ。

 そんな人まで、なぜか美浜の舞台で踊るのである。

 
 そして轟組も工事日程が、出た。

 しかし諸君、まだまだ伝えるべきことは、山ほどアルのだ。
 徐々に、情報公開されてゆくと思うので、刮目して待ち給え!
 



久しぶりに (2007.06.04)

 家に閉じこもってパソコンに向かう。

 書かなきゃイカンものに取り組む。

 しかしなかなか進まない。

 美浜のイベントが意外に大変なことになっていて、思いの外時間が取られている。

 かるーくサクッとやる予定だったのに。

 まあ、こんだけ実力者集めて、何かやるんだから、かるーくいくはずはないんだけど。

 何か紅白歌合戦でも演出してる気分。
 問題は、DJオズマに、どこまでやって貰うかであるな。

 オズマはいないが……

 明日は劇団の打ち合わせやって、その後、名古屋をどりの打ち合わせ。

 その打ち合わせまでに、いろいろ間に合わしたいのだけど、徹夜しても無理であろうな……

 その片方で、Dー51の音楽聞いてたりして。
 
 フォーエバー・フレンド ってのもなかなか良い。

 

 



美浜とか (2007.06.03)

 あちこち移動やら宴会疲れであろう。

 日記とか書く元気も消えていた。

 今日もアクセクと、出来事だけ。


 土曜は美浜で、オープニングの舞台に立つ市民のオーディション。
 真新しいスタジオ、劇場が気持ちよい。

 あと検見川では、潮風がふわりと香ったりして……


 んで、今日は、縁者の結婚式。

 こんとこ結婚式続き。
 また宴会だけど、お祝い事は良いよね。

 


 

 
 



備忘録 (2007.06.01)

 どっから書けばいいんだっけ……

 ド曜は、劇作家協会の総会。
 その後、呑み会~

 その後、マキノ、鈴木聡、わしの、協会三馬鹿で、更に呑み会。正しく真面目な協会では、わしらの如きノンポリは、馬鹿として扱われている。

 んが、もっとわしらの馬鹿エキスを入れて、世の中のことや演劇のことをあんまし真剣に考えなくても、協会に明るくいられるユルイ環境を生まなくてはイカンと、三馬鹿の意見が一致した。

 馬鹿なりに良いことを言い合ったのだが、詳細は、また。
  

 日曜は結婚式で。(小梅がいってもーた!わしはお嫁サンバを歌った……うそ)


 月曜は美浜やドリ再の打ち合わせと、世田谷セミナーの開講式。

 火曜は家にこもって書き仕事。

 水曜は夕方から、劇団劇作家のトークショウに。

 久しぶりに劇団員に会って、呑み会。新鋭劇作家の白井さん、錦織さんも交えて感想などを歓談。

 本日は、創作舞踊公演を銀座で見て、その後世田谷セミナーの第一回目の講義に。

 その後、受講生の皆様と親睦会。
 
 思えば、何か、呑み会バッカの日々であった。

 仕事が捗らず、焦る。

 しかし、呑みも仕事みたいなもんではある。

 悩ましい……



やる! (2007.05.29)

 わしは 緊急再工事!

 で良いと思ってたんだが、耐震偽装などの問題で
再工事は、気が悪いと制作部が配慮して、

 新・工事になっている。

 当初は、そんなことになるとは、まったく思ってなくて、
 公演が終わってから、押っ取り刀で、アチコチ、打診して
 幸運とか、熱い激励とかが、重なり合って、
 
 こぎつけた再演である。

 アンコールの声がたくさんあったのだ。
 それも、すぐに見たいという声が。
 最後の3日間で、行きたかったけど、席がなかったと
いう人や。
 もう1回見たい、という人とか。

 そういうポジティブな声を寄せてくれた人たち、ありがとう。

 そんで、実を申せば、今更、また一つ予定が、しかもかなり間近に加わるのは、大変ではあるんだけど、
 
 これだけ勧められるも、何かの、巡り合わせだろうと、思って、腹をくくり、

 やることにした。

 んで、まだ正式には言えないけど、その上に、考えてることとか、企んでいることもアレコレある。


 また騒がしいことになっていくけど、どうぞ、相変わらずの我々の右往左往、笑いながらの、ご見物をよろしくお願いします。

 このHPも、ここんとこは、穏やかな日常風景が続いて、ちょい冷めかけでしたが、

 こっからまた、熱い盛り上がりに向かっていくので、
 楽しみにして下さい!
 
 



鈴本とか、桟敷とか (2007.05.22)

 昨日は昼間、発作的に、上野・鈴本にいった。
 銀座で、急に一個予定が変わって、夕方の桟敷童子まで、上野でパチスロしかないだろう、と思って、黄色いメトロに乗ったのだが。

 最近、書いてはいないが、もうホントのホントに、コテンパンにやられていて、
 ヤル前から、ちょっとビビってしまった。

 で、ふと見上げれば、そこには寄席。

 発作的に、逃げ込んだ。

 
 生寄席は久しぶり。
 最近、週刊金曜日の書評で「師匠噺」というのを取り上げて、原稿書いたので、吸い寄せられたものと思う。

 その本は師匠と弟子のインタビュー集。で、泣けて笑える。
 
 が、その前に本としては『考えると夜も眠れない』を推しておく。
 最近、ミクシィ内で、わしはわしの本を、熱心にお勧めてしている。
 しかしその、結果、その自己発電を応援してくれる人が続々現れて有り難い。
  
 さて寄席は
 五大楼玉の輔 という人が面白かった。
 ちょっとニューウェーブでね。

 オヤジにぶたれた、若旦那が、
 安倍……小泉……森……おぶちになりましたね!
 というのが、わしのツボにはまった。

 あと、江戸神楽の、コマ回しの人。名前は不明。
 かなり若いんだけど、ところどころくすくずりが入っていて、明るく笑える。名前が不明なのが、何とも申し訳ないけど、注目したい……て、どうやって注目すんだ?だけど。

 虚弱でやる気がなく見えてしまう、喜多八師匠も久しぶりに聞いたけど、脱力が心地よいという、現代口語演劇 の演技の見本だと思った。


 んで、その後、やっぱり軽く、秘宝伝に、2、3万、もっていかれて。(寸暇を惜しんでやってまうたとです……)
 
 せっかく笑った後に、わざわざ暗くなって……
 すみだパークへ。

 懸案の『桟敷童子』公演。
 3日遅れの初日。でも一杯だった。
 倉庫がスッゲー芝居小屋になっていた。
 雰囲気ありまくり。こんなの見たら、みな、ココを使いたいと、思うと思うが、その雰囲気も、手作りだから出来ているモノだ。

 にしても、この集団力。
 最近は若い人たちも、ユニットなんていってね。
 1回限りの契約出演が多いから、仕込みとか、作業なんてのを分担するというのが、やりにくいらしい。
 で、舞台がどんどん簡素になってゆく。

 そんな潮流に反して、このテッテ的な、モノとの格闘。空間の創造。

 芝居は、過剰なセンメンタリズム溢れる、純情アングラと言っておこうか。
 
 アングラの尻尾を囓った世代のわしには、むしろ懐かしいテイストだったりするんだけど、今やそれも一回りして、最新モードに見えているかもしれぬ。

 ただ、戦後の、深く複雑な傷を描くには、ちょっとセンチメンタルが過剰すぎたかな、とわしは思った。
 空間造形があまりに見事だから、理屈抜きにぐいぐいと引き込まれていくのだけど、
 
 近代戦争は、たとえ『へ』がつくものでも、理屈が引き起こすものだから。
 弱者が連帯するイメージは尊いけど、そこに、もう一つ理がないと、深い共感は出来いかな、と。
 何より、弱者や傷付いた人も、それぞれに傷があって、同じ傷として、一つに重なり合うのは実際は難しいものだと思うし。
 被害者の会って、現実には、とてもまとまりにくいものだからね。むしろ、深くいがみあったりしがちだと思うし。

 しかし、昨夜の公演の場合、団員の事故と、それを乗り越えた初日という特殊状況下。
 そのちょっと甘めの、連帯が、リアルに輝きを放っていた。

 それを劇的高揚感というのだと思う。

 芝居は、理屈じゃない、という言葉を改めて噛み締めた。

 困難を乗り越え初日を開けた『桟敷童子』の劇団力に拍手。


 
 その後、一緒に見てた田中と、扉座稽古場で、DーBOYSの稽古していた茅野とアバンギャルズ残党二人を誘って、錦糸町の居酒屋で、久しぶりに歓談を。

 

 
 
 
 

 
 
 
 
 





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