2007年06月                             

思うこと(2007.06.29)

 美浜の方はチーム扉座に任せて、私は芝居書きをしていた。
 
 ところが昨夜、猿之助さんから、連絡が来て、明日、夕食を一緒に出来ないか?と。

 書かなきゃいけないのだけど、それ以上に、行きたい気持ちが強くて、今日は夕方から、指定のレストランへ。

 で、昨夜、前から、以前出した『夢みるちから』という猿之助さんとの対談集を、お世話になった方に進呈するのに、サインをもらっておこうと思っていたのを思い出し、本を探した。

 で、パラパラとめくるうちに、つい、所々、読んでしまって……

 そしていろんな思いに耽ってしまった。

 私が生涯最初に見た歌舞伎は、猿之助歌舞伎なんだけど、それは祖母が、連れて行ってくれたものだ。
 その祖母が今年、他界した。

 結局、私と猿之助さんとの仕事を、劇場で見て貰うことが出来なかったのが、返す返すも無念だけど、誰よりも喜び、応援してくれたのが祖母だった。

 でも、そんな仕事が、猿之助さんの病気で、ここ3年ほど途絶えてしまって……

 しかし、長いバカンスも、いよいよ終わりの時が来た気配があり、ついに復活が迫っている。
 何しろ、先日お会いして、小さなガッツポーズをしてから、2週間しか経っていない。

 で、いきなり呼び出しである。
 ちょっと思いついたことがあるから、と。

 これはもう、元気に溢れていたテンポである。
 電話してきて、明日、会いたいという、そういうテンポだ。

 で、今日、お会いして、ますます確信した。
 船は再び、新しい港に向かって岸を離れた……
 今夜は大きくガッツポーズである。

 そこで、今日、申し上げたこと……

 昨夜、この本を読み返して、しみじみと、スゴイ人と仕事をさせて頂いていたのだと、改めて噛み締めた。

 偉大な芸術家と、同じ時代に生きること。
 それさえ、運命的な幸福である。
 その上に、下北沢の小劇場作家が、そういう人と、仕事をさせて頂ける機会を得た。
 
 仕事に取りかかっているときは、ひたすら夢中だし、苦しいし。
 いろんなことを思ったモノだ。ダメ出しは、容赦ないし、書き直しはどこまでも続くし……

 もっと楽に生きる道はあるはずだ、とか。
 もういい加減にして欲しい、とか。
 
 けれど、こうして、長い中断があって、思い知る。

 この運命的な幸運と、幸福の有りがたさ。
 こんな人と、ギリギリまで力を尽くして、作品作りが出来るなんて、そんな幸せは、滅多にないのだと言うこと。

 たぶん、これからまた創造活動が始まったら、怒濤の如く、困難が押し寄せてくるのだろう。
 そして、たぶん、また逃げ出したいとか、
 もうたくさんだ、とか、わしは思うに決まってる。

 けれど、今日、思ったその気持ち。
 それはぜったいに嘘ではない。

 心から、そう思ったことを、覚えておこうと思った……



美浜に吹く風(2007.06.27)

 いよいよオープニングが近づいてきた。
 と言っても、ほとんどの人に見て貰えないので、ちょっと複雑であるが。

 観覧は抽選で決まったみたいだけど、かなりの激戦だったようだ。
 そりゃそうだろうと思う。

 こんだけいろんな人たちが出て、四百弱のキャパ×2 しかないんだから。

 まあ、盛況なのは何より。人の活気は何より大事だ。

 中味も、日増しに充実している。
 突然だけど、朗読劇部分に、有馬まで参加することにもなったりして。

 そりゃ、菊地さんが館長になられて、真新しい小屋が建つんですよ。扉座も、深く関係するのでしょ?
 予定が合えば、何でもやりますよ。
 ぼくの職業は 
 劇団員 ですからねえ

 と本人が言い出したのである。
 で、たった三つしかないんだけど、市民達に混ざって、曽根崎心中の徳兵衛のセリフを読んで貰うことにした。
 
 職業は
 劇団員 ですからねえ。

 と言うのが、なかなか良かった。

 その言葉通り、今回の仕事も、
 劇団でしか出来ない物である。

 それも、あちこちで経験を積んできた、扉座ならではの。

 市民達を集めて、訓練し、舞台に送り出すと言うこと。
 簡単なようで難しい仕事である。
 
 そもそもみんな、俳優であって、別にインストラクターではないですからね。
 けれど、福岡の国文祭あたりから始まり、大和、豊橋とやってきたことが、団員達にしっかり根付いている。

 今や、わしなんか、ぼーんやり見ていても、サクサクと稽古が進んでいくのである。
 そんで、市民達が明らかに、進化して行く。元気になってゆく。
 おそらく、今、こういうことをやらせたら、扉座以上に見事にこなせる組織はないんじゃなかろうか。
 世に誇れる、特殊な力だ。

 ただ、ひたすら残念なのは……

 未だに、扉座 って何だか、まったく知らず、参加している市民がいるということ。
 リサや、ガンちゃんのことなんかも、何者か分かっていない。

 扉座を知ってる人からすれば、
 えー
 だろうし、わしらも 少なからぬショックだったりするのであるが。

 それで、あななたちはいったい、何なの?

 と真顔で聞かれたりするのである。

 何かのボランティア団体とか思ってる人もいそうだ。

 幸い、9月には、この劇場で、ドリル魂 をやることになっている。
 その時こそは、わしらの正体を正しく認識して頂きたいと、切に願う。

 その時は、ああ、建築関係の人たちだったんだ、って思われたりして……
 
 



Dー51とバーミヤン(2007.06.23)

 美浜へ。

 駅前で、安達と新原に会う。見るからに空腹そうだったので、バーミヤンに連れて行ってやる。

 わしゃ、メシなんかいらんので、見てただけだが……

 そこで一人で、メシを食ってる江原を発見。江原、わしらを見ると、逃げるように去る。

 どうやら幸福な食後感を一人で味わい、邪魔されたくなかった様子。

 劇場に行って稽古。

 Dー51が来てくれて、市民たちと一緒に、初合わせ。

 二人とも、市民たちの頑張る姿に感動してくれて、気持ちよく歌ってくれた、良いメッセージも残してくれて。

 素晴らしいコラボとなる。

 で、夜まで幸せな気分で稽古。

 終了後、さかずに腹が減り、見るからに空腹そうな、手下たちを誘ってバーミヤンへ連れてってやる。
 安達、新原も参加で、行き帰り共に、バーミヤン。
 
 そんなにバーミヤン好きか?だけど、検見川浜の駅前では、他に行き場がないのである。
 まあ、安くて助かるけど。

 ただし、江原だけは、心からバーミヤンのネギラーメンが好きなのだった。当然、江原も参加であった。

 で、昼間もわしらに隠すよう喰っていたという、ネギラーメンを。
 2回目のネギラだ!
 
 その写真は、リサのコーナー。轟組ブログに載ってたよ。

 ちなみに、江原は、あの店のメニューをそらんじている。
 いろいろ試して行き着いた
 ネギラ らしい。

 



工事に向かう!(2007.06.19)

 美浜現場を監督しつつも、

 轟組の工事の支度も同時進行している。

 ここで言っておきたいことがある。

 ガン平氏に。

 あの、現場で謝罪しているオッサンには

 すでに通り名があるのである。
 正式名称ではないが、

 それは


 オジギビト


 という。

 とりみき という漫画家がかなり以前から、全国各地のオジギビト採集をやっていて、

 手塚型とか、女性ビト とか、様々なバリエーションを発見しているのである。

 ちなみに、その本を持っているので、今度、進呈しようと思う。


 ちなみに×2
 このオジギビト、韓国とか台湾などでも発見されている。


 私が好きなのは、
 ぜったい、被れなさそうな、小さいメットを抱えている

 かぶれないシリーズ。

 お詫びのためのグッズでしかいない、メットという
 コンセブトが、ある意味、アートだと思う。


 



 
  



猿之助さんと(2007.06.15)

 記録として書いておく。



 昨日は、猿之助さんとお会いした。
 一昨年!の暮れにお食事して以来。

 噂で、かなり病状は回復していると聞いていて、
 思い切って、連絡をしてみたのである。

 相談したいこともあったし。

 そしたら、最近、退屈してらっしゃるということで、
 久しぶりにご馳走になりに、某ホテルへ。

 お会いすると、
 丸々としておられ、血色も良かった。
 何よりも、元気に笑っておられる。

 そして久しぶりに……
 本当に久しぶりに、芝居の話しをした。

 今までは、お会いしても、芝居のことなどアレコレいうのは
憚られる気配があったのだ。
 しかし、昨夜は、かつてスーパー歌舞伎をガシガシと作っていた頃の感じで、会話が暖まった。

 
 美味しいローストビーフを頂きました。


 まあ、あんまり細かく報告するのは差し控えるけど、

 すっかり満腹になって、おやすみなさいを言って、
 一人になってから、

 わしは、雨の降る日比谷路上で
 
 小さくガッツポーズ。

 生きる伝説、復活の日は近い、と確信した夜。
 



ノート話(2007.06.14)

 今日は夕方から厚木でいろいろなミーティング。

 赤星と待ち合わせて、ロマンスカーで厚木に向かう。(わしらロマンカー好きです)その前に、少し早く出て、新宿の喫茶店に入って、書くべきことの構想練りをした。

 昔、滝沢っていってたとこなんだが、今は、別のお洒落サテンになっている。
 お洒落になった上に、少し安くなってるとはコレいかに?なんだけど……

 そこで、目撃したのだった。

 白髪で、顔中髭だらけの博士であった。
 何で博士と分かったかというと、物理関係の本がテーブルに山積みになっているのがはっきりと確認出来たから。

 そして、小さな、紙に切れに向かって、ボールペンで何やら一心に書き込んでいる。
 たまに腕組みとかして、いかにも文章を推敲している様子であった。

 しかし、驚いたのは、
 その紙切れが、全部、飲食店にあるようなナプキンだったこと。
 
 それと、

 更に、ストローの袋が、クリップで束にされていて、そこにもぎっしり何かがメモられていたこと。

 それだけ見ると、ホームレスとか、狂気の人か、という感じなんだけど、

 姿は、髪にちょっと寝癖っぽい跡が感じられる以外は、清潔そうにしておられるし、他の持ち物は、それなりにちゃんとしておられる。どう見ても、常識的な人に見えるのだった。

 ただ、ノートは使わず、文章はナプキン。
 メモはストローの袋、と決めている風情であった。

 つまりそれなりに拘ってる、気配があったということです。

 にしても、わしのような大衆劇作家が、モーリスキンでなくては、なんて言ってる、その一方で、明らかに宇宙の真理について考察なさっている気配の博士が、紙ナプキンと、ストロー袋に書き込みしていると言うのは……

 まあ、書く道具と、書く内容は、別のモノという良い例ですね。

 にしても、ああ、この風景をもっと早く見たかったと、悔やみました。

 ネバネバランドで、杉山が演じた博士。
 あの人は、いかにもイギリス帰りの紳士っぽく、なっていたのですが、
 何といっても、宇宙と向き合っている人なワケで、

 そう言う人は、意外なところに、常人を越えたこだわりとか、慣習を持っている、みたいな発想も欲しいところだったなあ、と。

 特に、クリップで束にされた、メモぎっしりのストローの袋は、まあ、舞台では、よく見えないから、趣味的な拘りに終わる可能性は大ながら、

 ある種のリアリティを漂わせるなあ、と思ったのでした。

  
 何となく、あの博士は、いつもあそこにいるんじゃないかと、思います。

 ネバネバの博士がそうだったように。

 昔、滝沢2Fだったところの、禁煙席の、一番奥の二人がけテーブル席です。

 
 



儀式とか前戯とか……(2007.06.12)

 美浜イベント製作をしつつ、書き物に取りかからなきゃいけないのである。

 が、パソコンに向かうエナジーが湧いてこない。
 スイッチが入らない。
 その気にならない。
 何でもいいけど……

 でも、それはきっと、ノートがないからだ。

 とかなり飛躍チックに言い訳を考えた。
 
 以前、鈴木聡先生から勧められたモーリスキンのノートを、その後も愛用しているのだけど、次に取りかかるべき仕事用のまっさらノートを、切らしていたのである。

 もちろん、本当はそんなものなくても、仕事は出来る。
 極端な話し、メモだの、下書きだのはチラシの裏でも間に合うのである。

 でも、言い訳が見つかると、もはや停滞は決定的になってしまうので、慌てて、池袋までお買い物に行った。

 んで、無事にノートを買って、
 
 デパート内を徘徊し、ついプラダとか入ってしまって、危うく、店員さんに新しいスニーカーとか勧められて買ってしまいそうなところを、

 わしはノートを買いに来ただけじゃー!と
 心で叫んで、 
 
 店員さんの呼び止めを振り切って、エレベータを駆け下り、外に出て、地下鉄駅に急ぐつもりが、

 気がついたら、サンシャインの方向に歩き出していて、

 しかしそれは別に、今度のドリルの劇場を下見しておこうなんてことではなく、その手前の遊技場に入るためで……

 なんか当然のように、少し前に赤坂で勝った、

 リオちゃん

 という台に挑むも、
 二万円ほど、さくっと負けて。

 これなら、何か買った方がマシだった、プラダは無理でも、何か買えたのに、とクヨクヨし、

 気がつくと、手を上げて、タクシーを止め、

 茗荷谷まで乗り、

 コンビニでいろいろ買って、やっと帰宅。

 それは犬に餌をあげる時間で、
 あげた後は、モーもポーも、パパ、遊ぼう遊ぼうと絡みついてきて……

 仕方ないから、一緒にしばし絡まり合い……
 ついテレビとかも見てしまい……
 合間にはメシも食うし。


 それやこれやで、今、ほとんどテッペン越え……

 やっと今日買って来たノートの封を切ったところ。

 
 どーよ?

 作家 って大変でしょ。


 まあ、こんな1日をもし誰かが覗いてみても、まったく無能の人の、無意味な1日にしか見えないでしょうが……
 
 
  
 



どきどき(2007.06.11)

 美浜文化ホールのイベントの稽古が始まった。
 土、日、とラッキィ、エリ夫妻や、長谷川監督、歌唱指導の桃代さん、そしてAUNさんたちなどが入れ替わり立ち替わりで、やって来て、ばーっと進行していった。


 日曜の今日は、Dー51の フォーエバーフレンド のダンスがすでに貫通状態になっている。

 そんな中で、


 ラッキイ・エリ夫妻の注文は、踊りつつ、お客さんにもっとアッピールしようというもの。
 稽古場の前の方で、見ていたのは、

 ぼく 

 だけだったのだが、たまたまぼくの前で踊っていた、

 さきちゃん(10)に、

 扉座のリス隊長(?歳)が、あの人(ぼく46歳)にアッピールしたらよいと、アドバイスした。

 んで、ぼくもちょっと緊張して待っていた。
 が、一回目、さきちゃんは、ちっともぼくの方を見てくれなかった。

 ちょっとがっかりしていると、
 
 さきちゃんのお友達の、まおちゃん(11)が、ニッコニコで、いかなきゃダメだよ、と更にアドバイスしたのだった。
 ニコニコって お手本付きで。

 もう1回やるよ、ということになり、 

 ぼくは、どーなるんだろう、でも、この調子じゃ、またがっかりかな、と思って、見ていた。

 そしたら、二度目の時は、さきちゃんが、1回だけだったけど、途中で、ぼくを見て、
 
 ニコ ってしてくれた。

 ぼくは、うれしかったけど、それより、どきどきしちゃって、
 本当は、しっかり笑い返したかったのに、
 
 何か、キョド ってしまい。

 たぶん、変な顔とかしてしまった。

 
 そんな調子で、 
 れんしゅう は進んでいます。

  



飼い犬に(2007.06.08)

 家で、書き仕事。
 おお、私は作家だったのだ……

 でも朝、ちょっと犬たちを連れて犬屋に。

 かなり犬臭くなってきたので、ヘアサロンに。

 で、ポーシャちゃん、お肌弱いので、マイクロ波入浴をお試しなさいませんか?って。

 また新規軸登場である。

 この店、行く度になんかマシンが増えている気がするのは気のせいか……

 で、例によって、犬方面いいなりプレイ で、
 ポーは、マイクロ風呂に。


 もっともその入浴の現場は見てないから、どんなものか検討もつかぬ。


 これでいいのか、私……


 しかし終わって、宅送(!)で帰ってきた、モーとポーシャ、香水の香りに包まれ、輝く毛並み。

 あんまり匂いが良いので、抱きしめて、スリスリしていたら、ポーシャは、そのままウットリと抱かれていたけど、

 モーが突然、暴れ出して、わしのことをマジ噛みしおった。

 やっぱり自分はマイクロでなかったのを妬んだのだろーか。

 にしても、同じ種の犬なのに、まったく性格が違う。

 ポーはどこまでも大人しく、猫みたいなヤツである。

 わしが寝転がっていると、静かに忍び寄ってきて、ひらりとハラに乗って、自分も寝だす。
 
 もちろん愛おしい……

 モーは絶対、そんなことはしない。
 そんな暇アッタラ、とにかくボールを投げよと、暴れ狂う。

 ボール投げが始まると、本当にもう、何時間でもボールと戯れ続けるのだ。

 わしは密かに、ロナウジーニョと呼んでいる。

 そんなボールバカの姿を、ポーシャは、ちょっと冷ややかに眺めつつ、わしの唇を嘗めだす。

 もちろんカワイイ……

 ただし、未だに、目を離すと、ウンチをいらいまくっている。
 そのベロで、嘗めてくるので、

 わしの思いは千々に乱れる。

  
 



へそとかのこと(2007.06.07)

 上野隆博クン、TAKAHIRO は素晴らしいアーチストだった。

 若干二十五歳で、ニョーヨークのなみいる腕利きダンサーたちと、対等に渡り合っている。
 東洋人でも、日本人でも、負けずに出来るという以上に、ここで大活躍出来るんだ、という証を自分の力で絶対立ててやると決意して、がんばっている。

 今時珍しい、志に満ちた若者であった。
 HIP HOP は不良の玩具だろーに、こんなに真っ直ぐでいいのか、てほどに。

 しかし、クールでカッコイイ。

 忍者みたいに、まとめた長い黒髪も、神秘的でステキ。

 いつか、韓国の人間国宝、イ・メイバン先生に、お前は、何で髪の毛を西洋人みたいにしてるんだ!と突っ込まれたけど、
 確かに、久しぶりに見た、カラス色の髪は、DNAの奥底に、訴えてくる輝きに満ちて見えたナ。

 まあ、そんだけ、中味のある若者だってことだけど。
 
 幸運にも、美浜文化ホール・オープニングのチケットを手に入れることの出来た人は、しかと彼の姿を目に焼き付けておくがよい。
 必ず、タカヒロ、知ってる!見たことある!と自慢出来る日が来ると予言しておこう。




 それはそーと、今日、移動中、地下鉄で前に立った女の子の、下腹を見て、おどろいた。
 なんちゅーか、ヘソ下三寸ぐらいが剥き出しになってるジーンズだったんだが、

 チロリと陰毛が見えていたのだ。

 我が国では、いつから、街中でのヘア公開が解禁になったのか?
 事故というには、あまりにもジーンズの股上が低すぎる。見るんじゃねえよ!という前に、そりゃ見えるだろー、コレジャーよお、見せる気ないなら、そんなの穿くな!
 という感じだ。

 ケツ方面の割れ目はもう、すっかり一般解禁なので、まあ、陰毛も時間の問題ではあったと思うが……

 にしても、陰毛ですよ。
 
 良い時代になったものです。
 オジサンの若い頃は、平凡パンチのグラビアとかで、ちょっと毛がすけて見えてるというだけで、クラスの男子全員が、いきり立ち、その本を奪い合って見たものですが。

 今や、モノホンが、地下鉄の中で、しかも座ってる目線の目の前に、チロリと、公開されているのですから。

 しかしこの分では、いよいよ次は、乳方面の解禁でしょうね。

 でもまあ、いきなり全開はないだろうから、段階を踏んでね。
 とはいえ、乳の膨らみを見せる文化は、こりゃもういにしえからあるもんで、特に珍しくもないだろーし。
 
 乳首だけ隠して、
 乳リンは見せる、というとこでしょうか。

 まあ言葉は簡単だけど、コレ、実現すんのは難しいなあ。
 どんな形状の道具を創れば良いモノか……

 洋服とか下着だって、デザインが思い浮かばない。

 もっともケツの割れ目をしっかり見せるジーンズ だって、この言葉だけじゃ、どんなのか分からないものだし。

 たぶん、そのうち誰かがきっちり創ってくれるのだろう。
 
 
 にしても、志の高い若者の話から、何でこんな、愚かな話しに展開しているのだ……

 情けない。

 



公演日程の出た日(2007.06.06)

 昼から事務所で今後のことのミーティング。

 久しぶりに 茅野にも会う。

 その後、西川流の家元と『名古屋をどり』の打ち合わせ。
 赤坂で。

 にしても、なんで をどり なんだろーか。

 知らないと  名古屋を どり 

 だと思うね。

 もっとも どり ってのも意味不明だから、ますます不可解なことになるけど。

 それはともかく、打ち合わせが終わって、帰ろうと思い赤坂をダラダラ歩いていたら、つい、しばし遠ざかっていた、パチスロ虫が蠢いた。


 んで、どーせ帰っても、コロンビア戦見て過ごすんだから、と思い。試合終了時刻を限度と言い聞かせて、

 エスパスに入店。

 リオ という新型機に。

 これは五号機というやつで、今までの機種が射幸心を煽りすぎるという理由で、規制がかかり、爆発しなくなった型のやつである。

 で、もっぱら、この5号機時代で、パチスロは終わるだろうと、言われている。


 そんな中、わざわざ、それを試し打ちした、変わり者がわしである。

 まあ、なんちゅーか、パチスロ出来れば、何でもいいや、みたいな感じだったのである。
 
 しかし、あなた、そういう時は、出るんだね。

 試合開始ぐらいから始めて、終了ぐらいまでの間で、きっちり二箱。

 爆発的な感じはないけど、あんまりストレスなく、スルスルと出たのだった。

 久しぶりに、パチスロ屋で、キレずに済んだ。


 明日は、美浜のオープニングに出てくれる、TAKAHIROさんと会う。

 この人は、ニューヨークのアポロシアターの素人勝ち抜き演芸大会みたいなので、ヒップホップダンスを踊り、9週勝ち抜いたというスゴイ人なのである。

 勝ち抜き演芸大会 という表現は明らかに、間違っていると思われるが、わしもよう分かってないので、詳細が気になる人は、自分で調べて。
 アポロシアターって、こないだ、ジェームス・ブラウンのお葬式やってたとこ。
 ブラック・ミュージックの聖地と言われている。
 
 ただ、その勝ち抜きの様子は全米で毎週放送され、全米がそのダンスに 泣いたのだという。

 まあ、正しくは、泣いちゃいないだろうが……
 全米なんだし、泣いた! しかないだろうって感じ?
 
 ともかく、そんな日本人の若者がいるのだ。

 そんな人まで、なぜか美浜の舞台で踊るのである。

 
 そして轟組も工事日程が、出た。

 しかし諸君、まだまだ伝えるべきことは、山ほどアルのだ。
 徐々に、情報公開されてゆくと思うので、刮目して待ち給え!
 



久しぶりに(2007.06.04)

 家に閉じこもってパソコンに向かう。

 書かなきゃイカンものに取り組む。

 しかしなかなか進まない。

 美浜のイベントが意外に大変なことになっていて、思いの外時間が取られている。

 かるーくサクッとやる予定だったのに。

 まあ、こんだけ実力者集めて、何かやるんだから、かるーくいくはずはないんだけど。

 何か紅白歌合戦でも演出してる気分。
 問題は、DJオズマに、どこまでやって貰うかであるな。

 オズマはいないが……

 明日は劇団の打ち合わせやって、その後、名古屋をどりの打ち合わせ。

 その打ち合わせまでに、いろいろ間に合わしたいのだけど、徹夜しても無理であろうな……

 その片方で、Dー51の音楽聞いてたりして。
 
 フォーエバー・フレンド ってのもなかなか良い。

 

 



美浜とか(2007.06.03)

 あちこち移動やら宴会疲れであろう。

 日記とか書く元気も消えていた。

 今日もアクセクと、出来事だけ。


 土曜は美浜で、オープニングの舞台に立つ市民のオーディション。
 真新しいスタジオ、劇場が気持ちよい。

 あと検見川では、潮風がふわりと香ったりして……


 んで、今日は、縁者の結婚式。

 こんとこ結婚式続き。
 また宴会だけど、お祝い事は良いよね。

 


 

 
 



備忘録(2007.06.01)

 どっから書けばいいんだっけ……

 ド曜は、劇作家協会の総会。
 その後、呑み会~

 その後、マキノ、鈴木聡、わしの、協会三馬鹿で、更に呑み会。正しく真面目な協会では、わしらの如きノンポリは、馬鹿として扱われている。

 んが、もっとわしらの馬鹿エキスを入れて、世の中のことや演劇のことをあんまし真剣に考えなくても、協会に明るくいられるユルイ環境を生まなくてはイカンと、三馬鹿の意見が一致した。

 馬鹿なりに良いことを言い合ったのだが、詳細は、また。
  

 日曜は結婚式で。(小梅がいってもーた!わしはお嫁サンバを歌った……うそ)


 月曜は美浜やドリ再の打ち合わせと、世田谷セミナーの開講式。

 火曜は家にこもって書き仕事。

 水曜は夕方から、劇団劇作家のトークショウに。

 久しぶりに劇団員に会って、呑み会。新鋭劇作家の白井さん、錦織さんも交えて感想などを歓談。

 本日は、創作舞踊公演を銀座で見て、その後世田谷セミナーの第一回目の講義に。

 その後、受講生の皆様と親睦会。
 
 思えば、何か、呑み会バッカの日々であった。

 仕事が捗らず、焦る。

 しかし、呑みも仕事みたいなもんではある。

 悩ましい……





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