すすすすげえよお(2005.06.29)
今ネットサーフィンしてたら、北斗の拳 の目押し練習ソフトってのみつけてしまった! デスクトップにダウンロードしてしまった。 すっごくちっこいけど、私のパソコンの中で、今、北斗のドラムがくるくる回転してる。 キーボード叩いて止める仕組み。 誰が作ったんだろ。 ありがたい。 本当に来たね、近未来。 こういうふうに欲しいと思うモノが、電子の世界から与えられる時代を、子供の頃から夢見てきたんだよね。 ちょっと前まではドラマとかで、メガネかけたガキ博士みたいのが、ちょっと待って、データを取り寄せるよ!とか言ってパソコンガチャガチャやって、難問解決してたりすると、嘘くさくってたまらんもんだったけど、もはや、リアルさ! しかし、当分、これで遊んでまいそうじゃ……
参照 「シミュレータによるパチスロ解析 北simのぺーじ」
みんなもやるがいい!
良き日(2005.06.28)
山口さんと恵比寿でランチをしつつ、本のこととか、新しい企画のこととか、あれこれ話す。 その後、青山で、ちょいとお買い物。そうだ、辻井クンに何かプレゼントしようと思いたつ。そんなことにかこつけて結局自分の買い物がしたいだけかもしれないが…… ともかくそう思って歩いてたら、某ブランドで、ウルトラマンとタイアップしてるお洋服と遭遇。 あまりにステキだったので、自分のためにウルトラマンのやつと、辻井クンのためにバルタン星人のシャツを買う。 何で、ウルトラマンと?って感じのシックブランドなんだけどね。 青山のサテンに入り、ちょいと進行中の仕事の構想練り。ノートを広げてウンウンと…… その後、サントリーホールへ。 菊地さんと待ち合わせて。 基本的にはスロバキアフィルの演奏会だった。 まず「モルダウ」を聴く。ずーっと前に、舞台の生中継という企画があって、その時に使ったことがある。 「父帰る」という二十分の短編である。扉座の本には、それも出てる。もはや歴史上の出来事だが…… そんな懐かしい曲なのだけど、生の演奏で聴くのは初めてだった。 スロバキアフィルのモルダウだけで、胸が高鳴った。 その後が、辻井クン参加の、ショパンのコンチェルトであった。 一言で言って、圧巻。 高まった後に、クライマックスを迎えた感じ。 大人のしかも、一流の交響楽団とサシの勝負やって、負けてない!というよりも、見事に融合する。 最初は硬いな、と素人目にも分かった。辻井クンのみならず、楽団そのものも。 緊張が伝わってきたのである。 が、辻井クンが徐々にほぐれて来て、スティービー・ワンダーみたいなノリノリ頭振りを始めた頃には、互いに音楽だけで絆が結ばれ、高めあい、解け合っているのがよく分かった。 闘うのではなく、融合する感覚。それは辻井クンの技術ではない、人間としての感性のきらめきなのだと思った。 感動の大拍手と、アンコールのショパン独奏。 彼が盲目であることを忘れ、ひたすら音に包まれた。 その後、辻井クンを囲むパーティへ。 終演と同時に指揮者が、ブラボーと言って、抱きしめてくれたらしい。 それを嬉しそうに話す笑顔は、無邪気な16歳そのもので、この若者に、どんなスイッチが入って、あの演奏が出来るのか、不思議きわまりない。
菊地さんも交えて話した時、ノブ君がカラオケ好きだという話になり、直太朗のさくら もレパートリィだということを知る。 直太朗の独唱で、伴奏を辻井伸行で行くというのが、今日の話の中で、最も実現して欲しい企画であった。(彼の作曲でオリジナルミュージカルを作る、というのは個人的な決意であるが) しかし、伸クンは9月から、5年に一度のピアニストのオリンピック、シュパン・コンクールに最年少で挑戦しに行くのでそれまではショパン漬けの日々になる。 お楽しみはしばし、封印だ。
さて、帰宅してみると、嬉しいメール。 昨日の読売の夕刊で、「地球タイヘン大講演会」が一番のお薦めとして紹介された、という知らせ。 今、講演会はちょうど折り返し点。 素晴らしいタイミングでの後押しである。博士たちも、さぞ元気が出ただろう。 今日は良い日であった。
凄6(2005.06.26)
池袋某店のスゴ6というのに行く。スロットの祭りだ。設定6というのがスゴク入ってるからスゴ6らしい。 設定というのは、その台の状態のことで、それは店がその度に機械を調整しつつ、設定するのである。1~6まであって、6は良く出る、と言われている。 つまり、今日は良く出るようにしてます、という意味である。 六角がよく日常的に、あの女設定が悪いとか、あいつの頭は設定が低いとか、言って使っている。 ちなみに設定1と6では、約二倍、出る確率が違う。6が二倍出やすいのだ。 しかし設定は変えられるので、救いはある。 何で今日がスゴ6かというと、6がつく日だから。でも、実はこういう祭りは、ほとんど毎日のように何かしら、行われていて、たとえば5の付く日は、スゴ6前夜祭となっている。 流れで言えば、明日は後夜祭……か? ようするに、何でもいいんだし、行く方も、別に何祭りでも関係なく行く。
でまあ、ここ数日、自宅から半径2百メートル以上出ないで、地道に働いたので、自分を許してあげようと思い、行った。 そしたら、たぶん神様もご褒美くれたんだね。 1万円ほどの投入で、三千枚ゲット。約2時間半で。 ただ残念ながら、ラオウ昇天には至らず。 最長10回まで継続したが、ユアシャもなし。 中当たりみたいなのが、数回、ズルズルって続いた感じ。その後もひたすら粘れば、何か起きたような気はしたけど、まだまだ仕事が山積みなので、そんな気分にはなれず、勢いが落ちたところで、終了。夢貯メダルへ。 結構、メダルも枚数が重なり、ロレックスとかも、まんざら遠くない気配ではある。 もちろん、それなりの投資をしていることは間違いないが…… にしてもひたすら漂う、罪悪感。 これが困る。 自分の金でやってるんだしも、仕事だってちゃんと進行しつつのことだから、別に罪なんかないはずなのに、何か突然、ふすまが開いて、カアちゃんに、勉強しなさい!って叱られるんじゃねーか、みたいな……
オレは永遠の受験生か?
もっとも明日もお出かけなので、早め切り上げは正解なのだ。 明日は、盲目の天才少年ピアニスト、辻井クンが出る演奏会。 その前に、恵比寿に行って、生本の編集兼デザイナー、山口さんと久しぶりに会う。 そろそろ、こっちも一冊分になってきた。 「夢見る力は眠らない」は、極めて真面目な本であったが、こっちは、たぶんかなり砕けた本になる。 私の悪いクセだ。 頻繁に作風を変えてしまって、お客を失う。
座敷牢(2005.06.24)
数日、ひたすら書斎で、パソコンに向かう。 家の近所だけ、散歩して。 鳩山太郎って人が、都議会選に立候補してて、うちの近所をやたら流す。 その宣伝カーに昨日、今日と、乗っているのがなぜか大仁田厚。 彼らもよほど、辺りを徘徊しているのであろう。 やたら、大仁田の声を聞く。 んで、不思議なモノで、思わず大仁田の声にだけは、耳を傾けてしまう私。 中身は、まったく届いてこないけど、何か、おお、大仁田だと思うだけで、ひっかかる。 まんまと戦術にはまってるじゃん。 大仁田、別に関係ねーじゃんなんだがね。 しかも、大仁田も大仁田で、特に面白いこととかしてくれる訳でもないのである。 たまーに、興が乗って、絶叫っぽくなるけど、寸止め以前の三尺止めみたいな感じで、物足りないことこの上なし。 にしても、何で大仁田? 未だ、その因果は分からず。
ブラジル戦も見た。それもライブで。 とんでもない時間にやってくれたので、しかも最後の最後に興奮させてくれて、寝付きを悪くさせてくれたので、その後、ますます睡眠リズムが狂ってきた。 この分では、来年のワールドカップが思いやられる。
とくに大黒に感心した。 何か、見た目は冴えない整備工みたいな若者なのに、ヤツはホントに頼もしい。 ただ、同じように、見かけはタヒチの鮫餌付けショーの兄さんにしか見えない、ロナウジーニョは、もっとスゴイからな。 あれを見てると、簡単に感心してはいかんと思えてくる。 ロナウジーニョが貰えるなら、中田と中村、セットで上げてもいいな。とにかく、あいつ一人いれば、いろんなことが変わると思った。 何かずーっとニコニコ笑ってやがってな。 あれは日本を馬鹿にしてるのか、と聞いたら、いつもああして笑ってるんだと。サッカーが楽しくて仕方ないんだそうな。 スゴイなあ、ただの鮫餌付けショーの兄さんにしか見えないのに。 そっくりの兄さんが、そういうところにいたのである。 誰が教えたのか知らんけど、日本人だと見ると、アイーンとか、ミヤサコデス、とか、振り付きでおどける兄さん。 こいつもやっぱり、ずーっと馬鹿見たく笑ってたけど、突然、海に飛び込んで巨大ウツボを手づかみで、わしらに見せてくれたりして、やる時はやるヤツだった。 これからは、 整備工と、鮫餌付けショーの時代だね。 そうか、整備工も、笑えばいいのかもしれんな。 明日はちょっとお休みできるか…… 当然、ブクロになるだろうが……
何かイサムが挑戦して来ているが、吉宗も、知らぬ訳ではないのだ。 名古屋で、やった。 ただ、あれは絵が安っぽくてイカン。何か安物のオモチャのようで、気持ちが乗らない。 出りゃいいといふ訳ではない。
シンクロニシテイ(2005.06.22)
だと思ったぜ。 テアトロという演劇雑誌から、チョー久しぶりに原稿依頼があって、そのお題が「私のメロディ」だってさ。 元気が出る曲とかについて、書くようにってことなんだけど、今はひたすら「愛を取り戻せ」なんだよな…… しかし、それでいいか? 劇作家として……
ありがとう(2005.06.20)
さっそく重箱の隅をつついてくれてありがとう。ゆりさん。 ネットによれば ティームエンタテインメントは7月7日,伝説のグループ・クリスタルキングのセルフカバーシングル「愛をとりもどせ!!」を発売する。販売はソニー・ミュージックディストリビューション。
「愛をとりもどせ!!」は,人気アニメ「北斗の拳」の主題歌。20年のときを経て,クリスタルキングの再レコーディングにより甦る。マジっすか? 忘れていた微笑みを取り戻したみんなの顔が見えるようだ。
ジャケットはもちろん原哲夫先生によるケンシロウ!! カップリング収録は「ルパン三世のテーマ」。価格は1,260円。
だそうだ。 にしても、忘れていた微笑みを取り戻すみんな、って誰のことなんだろう。 再ブームが作れそうな、クリキンのことなんじゃないのか? だって、わしは、今の個人的なパチスロブームの中で、はじめてこの曲を聴き、覚えたんだからね。 ただ、この曲、ホントに調子が良い天国モードの時にしか流れない曲だからね。 メダルが、もう勘弁して下さい。、ご主人様、ゲロゲロ……って感じで噴き出して来る時にしか聴くことが出来ない…… スロのケンシロウたちにとっては、第九にも勝る歓喜の歌声なんである。 だから、みんな大好き。 最近は、カラオケなんかとんと行かなくなった私だが、今度何かの機会で歌わなくてはならない時には、これしかないと思ってる。 (タイトル間違っといて、ナンですけど……) 明日は夕方から、上海バンスキング・斉藤憐先生のお宅へ伺って、協会教育部のミーティング。 んで今から、ギリシアと闘う人たちを、見守る。
ユーミン(2005.06.19)
今日は打ち合わせで、観光地と化しているお台場へ。ゆりかもめ、リニモより混んでるじゃん、だった。 あそこは年中万博である。 というか、あすこは、そもそも都市博ってのやる予定だった場所なのである。んで実を言えば、その時も、一枚あるものの企画に噛んでいたのである。 結局、青島都知事の決断で、都市博ごと消えたのだけど。 思えば、やっぱしあの時も、文化祭委員としては、イッチョ噛みをしようしていたんだな…… やつぱり好きなんだよ、博覧会が。それなりに筋が通っている私であるなあ。 それはともかくも、昨夜はひょんなことから、ユーミンを聴くことになった。NHKホールで。 ユーミンの半年にわたるツアーの最終日、隣にはなぜか赤星というステキな状況である。 ここ数年、音楽監督の武部さんとか、ハンズの菊池社長のご縁で、ユーミンのライブは見続けているけど、昨夜のはまた格別であった。何しろ千秋楽である。 いつどんな時も決して手抜きや、ダレルということのない、スーパーレディのユーミンだが、やはり千秋楽というのは、また別のチカラが湧くモノなのだなあ、と思い知った。 熱く燃えてた。 一滴も残さず、全部、あなたたちに上げますから、って感じ。 にしても、四十一歳にして、このパワーと情熱。頭が下がる。 ま、四十1歳というのは、女王様がご自分で仰有ってむおられたことです。 私も、三十五歳にして、負けてはおられぬと、深く深く思いました。 最後の最後の「卒業写真」に、不覚にも落涙……
ところで、ユーミンのライブって、ゲイ率が少し高いような気がするのは私だけであろうか? 前に、やつぱり赤星とカヤノの3人で、苗場プリンス、サーフアンドスノー!に行った時も、やたらに目に付いたのだ。 そもそも、苗場の大浴場が、なんちゅうか、とってもおかしな雰囲気になってましたから。 何か、あつーい視線で見られてるなあ、って気配に充ち満ちていて…… 昨夜も、私の前の席の男子二人が、完全にそれ系で、やたらに腰をクネクネ踊っていたのが、こそばゆかった。
別に嫌じゃないんだよ。 私もアッくんと、腰をクネクネして、楽しんでたんだから。 ユーミンライブに男子二人でね。 ユーミンは男子同士で聴くに限るのかもしれぬ。
その後は菊池さんに、南青山にて、美味しいお寿司をゴチになりました。 ウニのゲタ盛りに感動。 箱ごと出てきて、のり、でテキトーに手巻きにして食べて下さいって、ゴハンなしの、ウニオンリー手巻きですぜ。 何という贅沢な夜。 それもまた男だけで! 建築ショウ早くやりましょうね、と言い合って、解散。 社長はエンドレスの打ち上げに向かわれました…… あと、北斗関係では、いろんな方から、誤りについての指摘を受けています。 まず、クリキンのユアシャは、正式なタイトルが「愛を取り返せ」というモノであること。 またジャギのセリフでは、ケンシロウを踏みつけた時に言うのは 「兄より強い弟など存在せぬ」 であることなどです。 にしても、皆さん、私がもっと大事なことを間違えても、ナーンにも言って来ないクセに、こんなことには必死になって、おかしいって、ゼッタイ……
でも、気が付いたことあったら、何でも言って下さい。 すぐに改めます。
代表ユースがギリギリで予選通過。 しかし、選手も我々国民も、成長したなあと思う。 イチイチ慌てふためかないものね。 最後の最後まで何が起きるか分からないって、思って闘い、また見守ることが出来るようになってきてる。 ひたすら退いて守るだけでは、必ずサッカーの神様から罰を受けることになる。 そういう気配が分かるようになってきた。 今夜のオーストラリアもそうだった。 最後の10分を、もっと厳しく攻めて来られてたら、きっと負けてたと思う。
明日もサッカーあんだよね。 仕事の邪魔だぜ……
ジャギ(2005.06.17)
北斗に、ジャギという敵が出てくるのである。 何か変なお面被ったヤツ。 アミバってヤツの次に弱くて、こいつが出てくるとたいてい弱い私のケンシロウでも5割以上の確率で勝って、大当たりになる。 なので北斗の拳愛好者なら、たいていの人がこいつの出現をおおいに喜ぶ。 ところで、こいつが出てくる時に、たまにナレーションが入るのである。 パチスロ台が叫ぶのだ。 「ケンシロウが一度は兄と呼んだ男!」 どうやら、兄弟で争うことになったらしいんだな。 ジャギにもセリフがあって、時々こう言う。(必ず言うとは限らないのだ。そこが深い) 「ケンシロウ、オレの名を呼んでみろ」 一方ケンシロウは「貴様だけは許さん!」と言うセリフを叫ぶ。 ケンシロウがコレを言うと、大当たり確率は高いと言われている。 んで、ケンシロウが勝つと、こう言う。 「お前には地獄でも生ぬるい」ここいらはちょとうろ覚えだが……何しろ、そんなに勝ってないので、名ぜりふ遭遇率も私の場合低いのだ。 また、ジャギが勝った時は、こう言う。 倒れたケンシロウを踏みつけて、である。 「兄より強い、弟などいらぬ」 これは数回、聞いてしまった。(何度も聞くのはかなり珍しいらしい。思うに私のケンシロウはジャギに対してことさら弱い傾向が見える……) それはともかく、 ジャギが兄で、ケンシロウが弟らしいのである。 その上、弟は兄より強い…… 原作世界をまったく理解していないで、ただバチスロの情報から、そう推測しているだけであるが。 しかし、こうして、ゲームでと言うか、パチスロだけで、おそらくは深遠にして広大な北斗の拳ワールドに触れていると、日に日に、謎が深まり、気になってくるのである。
この2人に、いったい何があったのだ…… 一度は兄と呼んだ男に対して、なぜ弟は今、こんなに憤り、貴様だけは許さぬ!なんて叫ぶのか。 よっぽどのことがあったんだろうな…… 大切な、北斗の株が、行方不明とか…… ここまでくればもうお分かりだろう。 こんとこ毎日、似たような兄弟の話しを聞かされ続けだ。そんで遅い朝飯食いながら、めぐみとか獏の話し聞いて、ジャギのことを思い出す。
一度は兄と呼んだ男、勝! である。 「貴乃花、オレの名を呼んでみろ!」 「花田勝、貴様だけは許さん!」 アタタタタタ!(ドスコイイイイイかも?) である。
貴乃花親方が、とっても痩せて、今、ケンシロウ顔になっていることは、説明するまでもないだろう。 何か、似てる。 一方のマサルは、一時アメフトをやっていた。 ここがもう絶妙にツボである。 思い出すたびに可笑しくて仕方ない。(そんなの私だけかもしれぬが……) 是非、映像を付けてお見せしたいところだが、何を隠そうジャギというヤツが、装着しているお面といい、衣裳といい、どことなく、アメフトっぽいのである。 それやこれやで、私の中では、今、すっかり、花田兄弟とケンシロウ兄弟が混然となっている。 特にジャギの仮面の下から、マサルの顔が出てくることを想像したら、脇腹が痛うてたまらぬ。 パチスロでジャギとの対決の時に出てくる、ビルの屋上のリングみたいなセット作って、2人を闘わせてみたら、さぞや剛毅な見せ物になることだろう。 曙のKー1なんか軽く吹き飛ぶ。 少なくとも、全国のパチスロファンは確実に熱狂し、悶絶するだろう。 もしかしたら私だけかもしれないけど…… 最近、あんまり人と会ってないせいだろう。 しょーもないことばっか一人で夢想している。
行った、やった、んで……(2005.06.16)
イチローのヒットを見届けてから、雨の中をブクロへ。 私には貯メダルがあるので、まずはそれを使用しよう、と思っていたのだが、なんとソレは出来ないという。ただ単に、両替のみしか出来ないのだと…… いきなり出鼻を挫かれて嫌な予感。 しかし、もはや引くわけにはいかぬ。ポケットには2万円。 途中でATMに走り引き下ろす事態は何とか避けたい。 アレはとことん情けない。何度も経験はあることだが…… 一度下ろして、それでも足らず、また下ろしたことも何度か。 まあ、ある種の人々は、それでも足らずに、マチ金にまで下ろしに行くのだろうが。残念ながら私にその経験はない。 そもそもアレは下ろすのではなくて、借りるのですよ。ねえ、山地クン(六角本名)……
今日の方針としては、データ的に、こんとこあんまり出てないヤツを狙うことに。 昨日、一昨日にそこそこ出てるヤツはすでに100回ぐらいは回された後のものばっかりだったので、手つかずを開拓する方針で行こうと思ったのである。 で大当たり一昨日0回、昨日1回という、嘘みたいなダメダメ台をみつけて、そこで勝負開始。 マグマの蓄積を予測したのである。 なかなか当たりはこないながら、子役が度々揃うので、それはと思い、150回ぐらいまで回す。ここまでで7千円ほど投資。 で、ジャギってヤツとの闘いになって、勝利! 1万円以内で大当たりは、良いペースだと思う。 んが、いきなりラオウに蹴り倒されて、ケンは憤死! 何と弱い、ケンシロウか…… 出たメダルもたちまち飲まれる。 んで、台を換えようと思ったが、何か思わせぶりに、誘ってくる。 ので、追い銭! ギャンブルにとっても最も危険だけど、時にはやらなきゃ勝負にはならぬ行為で、文字通りのギャンブルである。 んで、そこから4千円ほど追加したとこで、トキが突然現れた。 「行こう、ラオウの元へ……」 行こう、行こう! 正直言って、あんまりマンガを読まぬわしは「北斗の拳」というのがどんな物語なのか、まったく理解していないのである。 でも、このトキという人が、とっても頼りになって、良い人だということは、半年の実践で知っている。 しかも、緑オーラだった。(知ってる人は知っている) そこからは、強かった。 倒れても立ち上がり、リンが来て、ケーンと叫び、燃えるミカンはトキとともにかわす。 10連チャンを超えて、ユワシャが響き始めた時、わしはついにラオウ昇天の時だと、確信した。 見事に読んだ、マグマ噴火じゃ! ちなみに、ユワシャってのは大爆発時に流れる「YOUはSHOCK」というクリスタルキングの歌を、2チャンネル風に表現した言葉である。パチスロ・コーナーではそう言われているのだ。 でも、15回で、何でもないラオウパンチを受けて、当然立つと思ったのに、立たず、ケーンと呼ばれると思ったのに、呼ばれず。 ユアシャもショボンと消えて終わり。 何とも、半端な盛り上がりであった…… 未だ、昇天を見ずである! その後は、何回か、当たるけど、延びず、一進一退を繰り返し、例によってじり貧に。 こうなると、せっちかな私はもう我慢が出来なくて、嫌になってくる。ここら辺が、あんまりスロットに向いてないとこなんだな。 スロットはハマリの時間が長すぎる。 台を動きたくなったけど、それは禁止言うことで、ちょうど2時間ぐらいのとこで、ヤメ。メダルは千個と少し。 ちょい勝ちってとこか。 それも全部貯メダルにした。
んで新たな目標設定。 この貯メダルを積み重ねて、まとまった金にして、何かバカげたモノを買うことにしよう。 取りあえずは、一万枚を目標とする。 換金すれば、二十万になる計算。 大人の夢は大きいね、と自画自賛。
その後は、ちゃんと仕事もした。 てか、正直、今日の北斗はあんま面白くなかったな。
北斗ブームの終焉か……
戯曲塾(2005.06.15)
こないだから話題にしている戯曲塾に、元研究生の澤田タツヤと錦織伊代を入塾させることにした。 今年は希望者が少なくて、困っているというのが一つと、彼らに勉強させてやりたいという気持ちが一つ。 だが一年間の授業料というのがいるのである。 内容からして決して高いとは思わないけど、若者にとっては安くない。 到底彼らにそんな金はない、であろう。2人とも劇団やってるからね。 なので、悩んだけど、結局、私が持つことにした。 私設、奨学金制度みたいなもんである。その金が返ってくるとも思っていない。返済不要の奨学金だ。 なので、たまたま一昨日会って、勉強させたいと強く思ったタツヤ1人に絞ろうと思ったけど、伊代が是非やりたいと、熱心に申告してきたので、思い切って追加することにした。 本当は、もう1人、元研の細川たかしにも打診を入れていて、入れてやりたかったのだけど、まあ、劇作の腕はともかく、奴はこの2人よりは基本的な教養は備えていると思われるので(大きな誤解かもしれないけど……)、今回のことで成果が上がったら、また来年に呼びかけるということにしておいた。 タツヤと伊代が書くモノは面白いけど、あまりに個人的ワールドに止まっていて、演劇的教養に欠けていると私は思うのである。このままでは他者に届かない……
ともあれ、成果を上げて貰わなくてはとても困るのだ。 まずは講義はゼッタイにサボって欲しくない。他の受講生たち以上に、この場をフル活用してくれなくてはイカン。 何しろ、私は、彼らの親でも兄でもないのだからね。元は組織内の者でもあったが、今はあくまでも別組織の人たちだ。 それが、身銭を切って、送り込むということの、その重みを噛み締めて貰わなくては。 何も、恩を着せようってんじゃないが、私の決意を知っておいて欲しいのである。別に、お金が有り余ってる訳じゃない。その金で、買いたいものは山ほどあるんだ。 ドルドルの大屋さんから樫山バーゲンのお誘いだって来てるんだし! 何よりも、私には面倒見るべき劇団員たちも大勢いるんだ。そいつらを放っておいて、敢えて彼らを手助けしようというのは、それは彼らが、劇作という私が愛し同時に憎みもする、世界で最もやっかいな仕事にチャレンジをしているからに他ならない。 芝居書きの困難を知ってるから、彼らの情熱に対して、何か応援の手を差し延べたいと思っただけだ。 それに「夢見るチカラは眠らない」にも、そんなこと書いたしな。 親兄弟騙してでも、自分への投資をしろ、って。 そうやって世間を煽ってる以上、まずは己が、親御さんやご兄弟たちに先んじて騙されてみなくちゃだものな。
ただ、そうやって、期待をかけて応援した相手が、簡単にバックレたり、何にも進歩しなかったら、その時、笑われるのは私であろう。 それみたことか、と。 それは余りに情けない。
とまあ、こんだけ脅しておけば、タツヤも伊代もそれなりの覚悟で臨んでくれるだろう。 ノルマは全講義皆勤と、来年の新人戯曲賞(講座では1年かがりで作品を仕上げるので)ダブル入選である。 2人があまりに腑抜けたことになったら、私は怒り、おそらくはこれ以降、若者へお金を投資することは当然のこと、情熱を持って接することが億劫になるだろう。 その意味でも、責任は重大である。 2人の知り合いで、コレを読んだ人は是非、わしがそんなこと言うとったと伝えておいて欲しい。 何しろ、こんなことを、今日電話のみで全部済ませたのである。 協会にも、支払いはツケで、取りあえず2人入れて、と頼んで。 奨学金だったら、普通、面接ぐらいするよなあ…… でもコレ上手くいったらいいな。 別に大作家になんかならなくてもさ、これで少し2人に新しい道が開けたら。 今後、もっといろんな若者に、投資してみようかって気持ちも湧くよな。 わし如きの小さな財布からばかりじゃなく、回りには巨大な財布と、情熱を持つ大人たちが大勢いるからね。みんなを巻き込んで、展開出来るようになる。 作家に限らず、いろんな分野でさ。 それはまあ、ファンタジーだがね…… と言うことで、彼らの今後に期待して下さい。
明日は、行く。 ちょっと区切りで、気分を変えたくなった。 2時間半で、上限二万半。 と決めておく。 半というところに、微妙なニュアンスがある。 たぶんここが運命を分けると思われる。 決闘の場所はブクロ……
なにも(2005.06.13)
特筆すべきことはなし。 最近は裏番組が充実して来たので、負けたくない気持ちはあれど、なにせネタがない。 悔しい気分で、何もない一日の報告……
劇作塾とか(2005.06.12)
お昼に、澤田タツヤの芝居に行く。 目白の劇場へ。 つくづく不思議な男である。研究生だった頃は、正直、何でこいつ演劇なんかやってンだろう、って感じに、ピント外れな奴だったのだが、今や、2、3百人いる卒業生の中でも、五本の指の中に確実に入る情熱で、芝居作りに没頭している。 中身については、いろいろ言いたいことはある。良いところもあるけど、おそらくは普通の観客に、その良さが届かないであろうというほど、欠点だらけだ。一言でいえば、作劇のイロハがなってない。戯曲というものの、性格を知らぬ。かみ砕いて言えば、芝居を見たり、戯曲を読み込んだりする勉強がまったく足りていない、ということだ。 テレビドラマとか、映画とか、それは一見、演劇とよく似ているようだけど、まったく別なものだし、ましてやシナリオと、戯曲は詩と小説ぐらい違うものなんだ。 でもね、そんな欠点だらけの舞台なのに、澤田の持つ、愚直な情熱が、不思議に心地よいのだな。 これじゃ分かンねえよ!と思うのだけど、普段の私なら、その時点で見放して、ぼんやり舞台を眺めつつ、別のことなんか考え始めるのに、今日は、そうならず、タツヤよう、もう少し勉強しろや、と。励まし光線みたいのを、送る気分になっていた。 まだまだだけど、応援のしがいのある奴、だな。 焦らずに、一歩一歩、前に進んでいけばいい。ウサギとカメでいうならば、かなりノロマなカメだと思うけど、停滞と後退が一時もなければ、富士山だって登れるだろう。 がんばれ、とエールを送る。その先には希望もあるぞと、予言も贈る。
芝居を見た後は、シアター・トラムに行って、劇作塾の開校式。昨年度の塾生の優秀作品のリーディングもあった。 奇しくもタツヤと同じような人たちの、試作品を鑑賞する。 ただしこちらは、永井愛さんとか、斉藤憐さんとか、別役実さんとか、日本を代表する劇作家がずらりと並んでの公演。 こんだけの人たちが揃うと、プロとは何か、戯曲とはどういうものか、かなりハードルの高い要求が出てくる。で、試作のほとんどが、及第点に到達しない。 ここでも、同じようなことが語られた。 古典とか、過去の名作とか、もっとしっかり読み込んで、まずは芝居とは何かを徹底的にカラダに刻み込まなきゃ、芝居書きになんかなれねえだろう、と。 私も同感。 役者はね、人気者になりたいとか、ただやってみたいとか、そういうことから初めてもいいんだよ。動機なんか不純でも甘くても、感性が良くて、情熱に溢れていれば、商売になる可能性はある。 でも、作家とか演出家は、そうはいかないんだよ。技術がなくちゃ。ひらめきとか、思いこみだけじゃ、ゼッタイに成立しない。 勉強しなくては! 何も、全員が塾に通うことなんかない。何度も言うけど、最高の教材は、過去の演劇の中に、山ほどあるんだから。 ただ、そこから学ぶ、気持ちと力があるか、どうか。そこが分岐的になる。 漫然と今時の小芝居だけ見てるとか、ただ単に、宮藤官九郎に憧れたとか、そんなんじゃダメなんだって。 扉座だけ見てるとか、それもダメだ。 ちゃんとギリシャ悲劇だの、シェイクスピアだの、チエホフだの、近松だの、宮本研だの、一口だけでもいいから囓らないと。
タツヤ、そういうの、ゼンゼン読んでなさそうなのが、モロバレだもん…… とまあ、そんなことを、さっきまで、大先生たちと三軒茶屋で話していた。 今日は演劇な一日であった。
梅雨入りである(2005.06.11)
朝起きて、生本と金曜日の原稿書いて、池袋の本屋へ行って、サテンでいろいろ考えて、飯田橋で、人に会って、帰ってメシ食ってうたたねして、起きて仕事している。まだ最中……
本屋には、読みたい本(山根さんの環業革命とか)と、マイブックていう日記のような白いページだけの文庫本を買いに行った。 スロ店はスルーじゃ! 2000年のはじめに一冊買ってネタ帳にしていた。それが先週、めでたく365日分、つまり365個のネタに到達したのである。 ネタと言っても、お笑いから、真面目な意見とか、芝居のモチーフとか、読んで気に入った作家の言葉など、いろんなものがある。 今となっては自分で読んでも、何が面白いのか分からぬものもあるが、それでもちょいとしたボリュームで読み応えはある。実際に芝居で使ったものとかもあるし。 なによりも、今回の生本のネタに使った。 まあ、機会があれば、ここでもそのうち披露しよう。しかし、いつかメシの種にしようと思って書きためたものだからなあ…… 会員制で有料にするとかな…… 実際、そういう案はあって、というのも、やはりここも日記とはいえ、本当の本当に面白い出来事とか、わしの腹の底にある意見とか、すべてを赤裸々に書く訳にはいかぬことも多いのである。 まあ、私は遠慮なく書いてる方だとは思うけど、真実でも書けないことはあるものだ。 で、本当の本当の日記もあると、おもろいんだがなあ、とは思っているのである。 検討課題ではある。 うーんと高くしてね。誰でもは覗けないようにして、その代わり、ええっ!ぎゅえええ……みたいなこともゼーンブ書く。2チャンネルとか吹き飛ぶようなことね。 作家が本気になると、怖いものよ。私は、説教臭くて良いことを書くのも得意で、それを仕事にしてたりするけど、でもそれは、その真逆のアイデアとか、意見も頭の中にはあるってことだからね。 悪口とか、嫌みとか、本気で言わせたら、上手いでえ。人の弱点とか、ちゃんと見抜いて攻撃するの得意だかんね。 そんな私の有料裏日記、罵詈雑言付き、に入会する人はどれほどいるだろうか…… それはともかく、サッカー中継が始まるまで、も少し仕事しよーかな。今夜は平山クンら若手代表の試合があるはずだ。 明日は、昼に、元研究生たちが大勢出るタツヤの芝居に行って、その後は劇作家協会の戯曲塾の開校式に。 前から行きたくて、なかなか時間が合わなかったタツヤの芝居、今回やっと行ける。楽しみである。 覚え書き。 先日、愛知博に行ってつくづく思ったこと。 日本は本当に、老齢化の国になったものである。やたらにおじさんとおばさんだらけなのだ。 平日の昼間だからってことだけじゃないと思うな。遠足や修学旅行もたくさん入っているんだから。 でも、若者よりも、熟年から老年層がうじゃっといる印象だ。 だからさあ、やっぱり、世の中全体が、子供っぽい世界からそろそろ脱皮する時代なんだと思う。 芝居もね。 正しい大人が見るべきものを、もっともっと作るべきだな。 人生経験に溢れた人たちの心に、ちゃんと届くような本物のドラマってやつをね。 まあそれは私の仕事ね。 タツヤら若者たちには、ジジババにはゼッタイ理解されないような芝居を奔放に作ってもらいたい。
名古屋日記(2005.06.08)
昨日は、行啓であった。んで、私と博士と妖精が、お隣の展示室で殿下のご退席を待ち伏せして、ご挨拶をするという儀式があった。 私はただのパチスロ依存者ではないのである。皇太子のお言葉まで賜るパチスロ依存者である。 もちろん殿下は、私の日記は読んではおられぬだろうから、こんな私であることはご存じではなかろう。でも、福岡の国文祭のことを覚えていて下さり、タイヘン大講演会とともに、人生号のことも誉めて下さっていたぞ。 私は殿下に1メートル以内に入って良いシールを貰って、パスに貼り付けていたから、対話が許されたのである。このシールのない者が、近づくと、愛知県警に「かくほ」されるのである。場合によっては、射殺もされる。 あと、立ち位置もゼーンブ決まっているのだよ。展示室に、ちっこいバミリがあってな。横内クンはここに立って待っていて下さいと、愛知県から指示を受けて、お出ましを待ったのである。 こんな機会は滅多にないので(当たり前か……)本当はもっとゆっくりと、前から気になってることなどザックバランにお話し出来たら、いいなあと思ったけど、当然そんなことは出来なくて、本当に、ご挨拶、みたいなものしか出来なかった。 しかしまあ、そりゃ上品なお方でござる。柔和な微笑を絶やすことなく、全員に気を配っておられ、そんでほんのりと、お香の香りみたいのが香っておってな。 わしはバチンコ景品獲得ブーム時代の名残で、今も手元に三十数種のオーデコロンがあるのだが、それらとは明らかに違う香りでな。よく分からぬが、ジャコウとか白檀とか、そういう類のものではなかろうか。 洋装の男子から漂うことのない香りなので印象に残ったな。 とまあ、そんなことがあった。 んで、その日は夕方から、パビリオン飲み会をやった。キャスト、スタッフ、パビリオン関係にも呼びかけて、県館の近くのオープンスペースで、勝手に即席ビアホールであった。 騒然三十人ぐらいいたのではなかろうか。 万博会場には珍しい、宴会風景になっておった。 でも夜風も心地よく、楽しかった。 例によって、無責任きわまりなく、パビリオン内恋愛とかをどんどんやれぃ、とけしかけてやる。何しろ、アテンダントなんかほとんど若い男女だし、博士やってる劇座だって、いい年してまだ独り者なんて役者がいるのである。 何か起きなきゃ不自然だし、それが地下深くジメジメ潜伏進行するのは不健康である。 明るく、ぱあっと、いってちょーだいよ、とお願いした。 まあいわゆる一つの、演劇界システムだね。 お祭りなんだから、男も女ももっと浮かれて、エネルギィとフェロモン放出してやりましょう、という感じ。 ま、健全な一般社会では、あんまり認められない理屈だけど。 わしが言うのは、良いのである。と言うか、わしのような立場の者が言って、けしかけぬと、世の中どんどんつまんなくなるからね。客商売なんだから、色気がなきゃいかんもの。下品な色気はまずかろうが、色気は要るぜ。 殿下だって、ちゃあんと、良い香りがしてるんだから。 みんなも、良い香りを放出してね、である。
特にアテンド女子たちは、あの工場の制服みたいなユニホームから私服に着替えた途端、垢抜けて、明るい印象になるからね。 うちの劇団員が大講演会にいなくて、良かったと思ったね。 いたら、必ず、ぜーったいになんか起きてる。 その点、劇座はみんな真面目なので、とても安心。まあ、まだ先は長いから、どうなるかは分からんがな。 にしてもさ、ユニホームから着替えた途端に、パッと華やぐって、どーいうことさ?久しぶりに、ユニホームのことを考えた。 しかし、そんなこと言うだけ言って、わしは帰って来る訳で、本当に無責任やね。相変わらず、いつでもどこでも、やり逃げであります。 博多でも、そんな感じで、若者たちをけしかけて、その結果、韓国まで男の子を追っかけてった、女の子とかまで出現させてもうたからね。 それもまあ、心配するより、良い話の手柄のように思ってるわしもわしだが…… それはともかく、さてその夜、本当は噂に聞いた某外国館が関係者だけ相手にやってるという秘密酒場にみんなで行こうとしたのだが、あいにく休業で、流れ解散。 その時、夜のグローバルループをブラブラ歩きつつ、丹羽クンという博士の一人が 「次の勝負はいつですか?」 などとしょーもない質問をしてきよった。丹羽は自分はパチスロをやらぬクセに、何なんだ、とは思ったけど、最近は会う人ごとにそういう質問とかされるので、私の感覚もかなり麻痺している。
そーねえ、そろそろ結果を出して、皆さんの期待に応えたいねえ…… はい、がんばって下さい!
なんちゅうか、わしは日本代表選手とかじゃないんだよ。そんなに期待されても困るし、勝負勝負言われても困るんだ。なのに、すっかり、気分は専門家みたくなってるじゃねえかよ。 そもそも何で、みんなのためにガンバらなきゃいかんのだ? しかし、帰りのリニモから、地下鉄まで、ちょっと酔った頭に、勝負しょーぶ……の言葉がグルグル回ってもうたのである。 おりしも宿泊は、ゆうこりん が今名古屋で大々的に宣伝している巨大パチンコ店の隣であった…… 寝ている間近にマシンがある…… それはまさにラスベガス状態である。 私のプランはこうだった。 行啓記念があっても良いだろう…… 皇太子から、お言葉を賜るなんてのは、世が世なら、子々孫々語り継がれて、じいちゃんはスゴイ人じゃった、とか言われるような快挙ですよ。 当然、記念品は欲しいじゃない。 なので、明日は北斗で、ラオウを倒し、ざっと数十万にして、その札束握りしめて名古屋が誇るプランドコンビニ店「コメ兵」に行き、金の時計をキャッシュで買う。ロレックスとか、それなりのやつね。んで、その裏に、菊のマークを自分で刻印して、子々孫々秘宝として受け継がれるような宝物とする。 たぶん酔ってたのだと思う。 脳内未来日記では、 それがすごくステキな光景に見えていたのだ。 それしかないとさえ思った。 で、朝イチで、ゆうこりんセンターに行き、勝負を始めた。もろもろ予定を鑑みて三時過ぎがリミットタイムである。何しろそこは名古屋なのだ。 朝食をとるのももどかしく、センター内で、手作りパンというやつを買って、マシンに向きながら食う。 今思うと、あれはいったい誰の手作りなんだろうか……ゆうこりんでないことだけは確かだが…… 結果。 投資、二万五千円で、回収二万3千円。終了時間、三時四十分…… であった。 途中、クリキン「YOUはSHOCK!」が鳴り、十五回まで延びたけど、そこまで。あとは一進一退で、最後はじり貧であった。 もちろん、伝説の宝は手に入らなかった。 同じく愛知県館のスタッフの人が、昨日、何も言わないうちにすり寄ってきて、ミニスカ姉さんが同行してる時は、良い兆候なんですよ、と言ってきてくれたのだが…… やっぱりそれにも何度も裏切られた。 でも、何で、わしの顔見るなり、北斗の拳情報なんだ? ちなみにその人と、地球タイヘン大講演会については、何も語り合ったことはない。 しかしなあ、この日記書くのに、1時間以上かかってんぜ。 いーのかこれで? でも、おとといは、コービー・ブライアントのご両親に会ったりして、これまた書き残したき話題があるんだが、それはまた後日。 わしは仕事に戻るで。 扉座ホームページ、最近、読むと子がたくさんあって面白い、と私は思う。 視聴率で負けたくない気持ちが、きっと私を駆り立てるのだろう。
日曜日(2005.06.05)
今日は家から一歩も出なかった。 ひたすら、何かやった。 日曜日は家人が居るので、発作的な外出というのがしにくくて、そういう意味では私の安全弁かもしれない。 今からパチスロ行って2、3万勝負してくンからよぉ、と颯爽と出て行くような豪傑ではないのである。もし行くとしたら、間違いなく嘘をついて行くことになる。んで、帰宅予想時間とかも申告しなきゃならない。 それはメンドいのである。もちろん、モードが深いときには、それでも行くのだが。 今は、まだやるべき仕事に対する冷静さがあるので、そこまではやらない。
明日から、2泊でまた名古屋だ。 万博で例の行事があるので。 と言っても、わしが行ったところで、何があるって訳じゃねえんだがな。特別演出が必要な訳でもないし、ただ、関係者たちと並ぶだけである。 でもまあ、来て下さいとお誘い頂いたので、行くことになった。去年の国文祭の感想とか、直に聞けたりするなら、並び甲斐もあるってもんだが、まあ、そんな時間の余裕があるわけないしな…… ただ明日は旅立ち前に六本木へ。 日本初のプロバスケットリーグのドラフトってのがあるらしいのだが、ある事情でそれを視察することになっている。 ベルファーレである。 赤星と行く。 思い出すのは、ジュリアナである。あれもかつて赤星と二人で視察に行った。その時、赤星は医者をやってる兄貴のポルシェってやつを借りて、待ち合わせの神保町交差点に現れたのだった。 やっぱ最新ディスコに行くので、それなりにと思いましてと、これまた借り物の紫色のスーツに身を包んで赤星は言ったものだ。 別に踊りに行く訳ではなく、やっぱり何かのイベントに、しかも昼間行くだけだったのに…… その辺りの経緯は、初エッセイ集「ヒミツの稽古場」に書いてある。もはや絶版に違いないが……
ベルファーレも今や、イベント会場の一つなんだろうが。 たぶん、もう紫のスーツでは来ないだろう、て当たり前か。 そんな訳で、ちょい出張。 たぶん、北斗のヒマはなし。
気がつくと……(2005.06.04)
家の前から、またタクシーに乗っていた。 東急ハンズまで…… 今日はなんの買い物もない。ひたすら、例の不吉スポットを目指す。ならば、ハンズなどと言わずに、パチンコ屋でスロットをやるので、その前で止めてくれと言えばよいのに、東急ハンズと言ってしまう、半端な俺。 昨夜は、日本の勝利を見届け、その後、中澤のインタビューまで見て、つまりは白々と夜が明ける頃まで起きていたのが、今朝10時には目が覚めて、さあ行くのだ、というモードに入っていた。 何が、さあ行くのだ、なのかは自分ではまったく分からない。ただ、そういう気分だった。、行かねばならぬのだ、と。 やはり、そうだった。専門誌を見ている時から、すでに気持ちは決まっていたのだ。 だから数日前、ここに書いていたことは、大嘘だった。ただ研究してるだけなんて、そんなことがあろうはずはなく、その気満々だったのである。 そして俺はついに、ラオウ昇天の瞬間を見てしまった。 ただし、斜め後ろの台で…… 以前、一回だけ聞いたことがあるロック(クリキンらしい)がギンギンに鳴り続けている台が後方にあって、気になって仕方なくなり、途中で自分の台は止めて、見学したのである。そしたら、二十四回目まで行って、その後、何か、スゴイドラマになり、ラオウ昇天。 ケンシロウとユリアがシンだラオウの墓を建て、墓に手を合わせるという、ドラマシーンが展開された。 これが噂に聞く、ラオウ昇天であったか…… もちろん、俺の台は、昇天どころかラオウにお目にかかることもない。 案の定、バットは「あっちにラオウが……」偽情報ばっかり言いに来るし。しかし、俺はもうあのガキには騙されない。 ガキが出てくるだけで、へいへい日本兵だね、と薄ら笑いであしらう余裕である。 ただし、今日は、マミヤというミニスカ女が出て来て言いやがった。 「あっちにラオウがいます」と。 ガキの「見たぜ」ではなく、大人の女の「います」である。 当然、信じた。 滅多に出てくるものではないのだ。 しかし、その滅多に出てこない、この女も大嘘付きだった。 結局、二万5千円使って、最後の方でアミバが出てきてくれて、ちょっとだけ連チャン。でもまた、たちまちハマリの気配になって、何も起こらない不毛の荒野をひたすら散歩するケンシロウになり果てる。 あまりに半端なので、どうしようかと迷ったが、このままではゼッタイに全部飲まれると、確信した俺は、生涯初めてパチンコ屋の会員になることを決意。 申し込み書に、本名と、職業、劇作家とか書いて(嘘、会社員と書いた。有限会社扉座である)、会員証を貰い、いわゆる貯メダルをしたのであった。 メダルを店に預けておくシステムだ。会員にしか出来ない行為なのだ。 当然、そのメダルで今日の闘いの続きを行うことになるだろう。ちなみにその数四百と少し。両替なら9千円になるところであった。 つまり、この闘いは続くと言うことだ。 退かぬ、媚びぬ、省みぬ……であろう。
勝負から離れていたこの数日間、俺は少し、反省した。今までの俺は、あまりに遊び半分だったのではなかろうかと。 何か、負けることをネタにしているような、そんな感じがあったのではなかろうか。 それを猛反省し、これからは、本気で闘うことを決意した。 もう、おどけない。仮名や、別人キャラクターにも頼らない。本名で会員になったのである。 俺は他の誰でもない、この世にただ一人の俺として、堂々と、闘いに挑み、その姿を、世に晒してゆこうと思う。だから文体も違うのだ。
今日の教訓としては、情報誌に書いてある情報以外のことが、現実の闘いでは、何度も起きるというということだ。確かにジーコも言っていた。 モルジブが韓国と引き分けることさえある。ソレが勝負のリアリティであると。 会員になって、外に出たら、ドシャ振りの雨であった。 それが運命の予告かもしれぬ。 だが、闘うためのメダルがここにある以上、俺はまたここに戻って来なくてはならない……
じっと(2005.06.02)
おうちで仕事。 特筆すべきこともなし。 もちろん、出歩きたくて、ウズウズするけど、良い具合にジメジメしてるから、メンドくなって引き籠もる。
にしても、何だったのか、ミンダナオの日本兵。 やっぱり、「あっちでラオウを見たぜ……」だったのか。 ガセネタ、って言う意味の流行言葉です。 「ケン、あっちで日本兵を見たぜ」 「ケン、あっちに日本兵の足跡が……」って感じ? 下段セリフはピンク服の女の子です。 ちなみに、先生はどっかいったままなれど、コンビニで雑誌を買って、詳細を研究した。 何のために…… いやいや、単なる研究心が、そうさせているだけだ。 別に、今から、やろうって訳じゃない。
ともあれ、専門誌によれば、 あのガキの名はバットで、「いたぜ」アドバイスを告げに来る確率は、1/186.2 って…… スマン、私にはここに書いてあることの意味が分からない。 何か、初期のパソコンのマニュアル読んでるみたいな気分だ。 これは1/186.2で、本当ということなのか? だとしたら、スッゲエ、いい加減な情報だと思うのだが…… 186.2回に一回だけ、真実を言うって、そりゃ酷すぎるだろう…… いくらあいつが嘘つきでも、何か変だな……
もう少し、ちゃんと意味が分かるようになってから、ここに書くことにしよう……
あと以前ココに書いたラオウの啖呵が間違っていましたね。 情報誌で、正しいセリフが分かった。 「お前のチカラはその程度か!!」 ではなく、うぬの力は……でありました。 うぬ、じゃ、うぬ! ちょっと使ってみいたね。 いろんな局面でね。 おい、トシノリ、うぬの力はその程度か! なんてね。 いや、もうよそう。 こんなこといろいろ考えてると、だんだんやりたくなってくる……
6月だ(2005.06.01)
ますます月日が飛んで行く…… 竹笹持って、浄瑠璃みんなで唸ってたのは、はや1年前ですぜ。 今日は一日、じっと物書きであった。
劇作家協会から、お願い。 6月開講の、劇作家養成教室の集まりがイマイチなんだそうな。世田谷パブリックシアターで一年間やり、今年からは私も常任の講師になることになっている。今までは特別講義しかやってなかったからな。 今からでも間に合うので、興味がある人は、協会のホームページでも覗いて下さい。検索すれば、イッパツで出てきます。 今年からは私も個人指導メンバーに入って、数人の書き上げまでお世話をする予定です。 そういうこと考えると、少人数の方が楽なんだが、運営上、そうも言ってはいられないのである。 なお、素人歓迎。本当にイチから、教えてくれます。有名作家も順繰りに講義に来てね。私が二十歳ぐらいの時、これがあれば、ずいぶん勉強になったと、思いますね。通う金がなかったかな。 今日の状況を予見する力があれば、オヤジもきっと喜んで貸してくれたに違いないがな…… そうはいかないのが、現実だろうが。自分でも、まさか本当の作家になれるなんて、半信半疑でしたからねえ…… 以上、お願い宣伝でした。
『生本』の最新刊が届いたのだが、話題はパチンコであった。 これを書いた時は、すでにパチスロに手を染め始めていたものの、まだハマり切ってはいなかったのだな、と改めて確認。 一気に日がついたブームであったのだな。 別に、明日、やる訳じゃないから、あしからず。
先生は行方不明のままです。
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