天才振付家ラッキィ池田と扉座が、四半世紀のお付き合いを経て、ガチで挑む渾身のダンス&プレイ作品。天下泰平を謳歌する江戸の町に現れる謎のインド人たち。その正体は……
厚木シアタープロジェクト ネクストステップ第7回公演
劇団扉座第61回公演
『江戸のマハラジャ』
作・演出:横内謙介
振付:ラッキィ池田・彩木エリ
日程
【厚木公演】
2017年11月25日(土)・26日(日)
厚木シアタープロジェクト ネクストステップ第7回公演
厚木市文化会館 小ホール WEBサイト
主催:(公財)厚木市文化振興財団 扉座
応援:厚木シアタープロジェクト市民応援団
【東京公演】
2017年11月29日(水)~12月10日(日)
座・高円寺 冬の劇場22 日本劇作家協会プログラム
座・高円寺1 WEBサイト
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
後援:杉並
出演者
昨年の夏頃、内外の舞台の振付でずっとお世話になっているラッキィ池田氏がこう言っていた。
「インド人の若い女の子で、ボリウッドダンスが上手で、日本語が達者で面白くて、インド版の渡辺直美さんみたいな子がいるんだけど、この子で何か出来そうな予感がしてならないのですよ。」
常々、ラッキィさんの発想は大秘宝の発見に等しいと思っているので、その後の展開に大注目していた。次に会った時は、こうなっていた。
「その女の子、実はインド人じゃなくアメリカ人らしいことが分かったんです。まあ国籍なんかどうでもいいんですけど。」
その間、私は、ところでボリウッドダンスって何だ?と気になり始め、かつて映画「踊るマハラジャ」のヒットで流行った、インド的ダンスのことだと知って懐かしくなった。扉座では怪人二十面相の芝居で、二十面相の手下たちが謎のインド人に化けて踊る30人のマハラジャ的大群舞シーンを、ラッキィさんに作って頂いたこともある。
もっともボリウッドダンスは決してレトロなものではなく、今も進化しつつ、全世界で愛され続けているということも学んだ。
その次に会った時、ラッキィさんは嘆いていた。
「実はその子、家庭の事情で帰国しちゃったんですよぉ。」
案の定謎のインド人であった。しかしその時、私は口走っていた。
「わかりました。その企画は扉座でやりましょう。ラッキィさんと知り合ってはや四半世紀、一回ガチでダンスな舞台やりましょう。ついでに扉座生活四半世紀、主演作を持たずに来た、犬飼淳治を主役にしましょう。特に踊れるワケでもないですが……」
最後の部分は、なぜそう思ったのか自分でもさっぱり不明であるが
「おお、いいすねぇ!」
とラッキィさんが即答だったから、たぶんそれなりの宝の発見になると思う。
横内謙介
スタッフ
作・演出:横内謙介
振付:ラッキィ池田・彩木エリ(イカキック)
美術:金井勇一郎(金井大道具)
舞台監督:大山慎一(大山組)
照明:塚本悟(塚本ライティングデザイン)
音響:青木タクヘイ(ステージオフィス)
衣裳:木鋪ミヤコ・大屋博美(ドルドルドラニ)
メイクアドバイザー:比嘉奈津子
協力:スペースクラフト 笑の会 スパイス侍 krei inc. 大沢事務所 すみだパークスタジオ SIMスタジオ 明和運輸 厚木扉座サポーターズクラブ<厚木公演>
託児協力:子育て仲間ほっぺ<東京公演>
宣伝美術:吉野修平(ヨシノデザインオフィス)
宣伝イラスト:溝口イタル
題字:小林三左衛門覚
票券:竹内亜希子(扉座)
制作:公益財団法人厚木市文化振興財団<厚木公演>/赤星明光・田中信也(扉座)
製作:扉座