劇団扉座第62回公演 『リボンの騎士-県立鷲尾高校演劇部奮闘記2018-』

リボンの騎士2018

もう一度、青春ドラマを!

 高校2年生の夏休み、16歳で処女作を書いて以来40年間、ずーっと芝居を書いて生きてきました。記念と言えるかどうか分からない半端な区切りです。しかし、まさかこんなに長く続くとは思わなかったし、ぶっちゃけ、この先どうなるかも分からないから、やれるうちに記念の年にしてしまおうということになりました。この第1弾と、秋に控える第2弾の新作公演でセットです。

 この作品は20年前、処女作を書いた頃の私の実体験を下にして、大きな劇場の公演の為に書き下ろしたものです。手塚治虫さんの『リボンの騎士』を劇中劇として扱い、それを上演しようと頑張るヘナチョコ高校演劇部の涙と笑いの青春グラフィティです。当時の人気アイドルたちの出演で話題になりました(V6 井ノ原さん等)。私自身とても気に入っている作品で、いつか劇団公演として上演しようと決めていました。しかし、そのタイミングを逃し続け、やがて中心メンバーも歳をとり、ついには高校の制服姿があまりに危険に思えはじめ……

 それを今回、40年の節目として、制服姿でリアルにイケる若い俳優たちとガチで組み合い、念願成就させることに致しました。(一部ベテランキャストも含みますが、そこは逆チャレンジということで、乞うご期待)皆、歳は若いけれどアマチュアではなく歴としたプロとその予備軍たちで、ポスト平成の演劇界を必ず担ってゆく人たちです。

 もう一度、あの頃の気持ちを取り戻し、この俊英らと青春テーマで格闘しようと思います。まずは、毎日の稽古に詰襟姿で臨む所存です。

高校40年生 横内謙介

劇団扉座第62回公演

『リボンの騎士-県立鷲尾高校演劇部奮闘記2018-』

作・演出:横内謙介
原作:手塚治虫
作品提供・協力:手塚プロダクション

手塚治虫 生誕90周年記念公演
横内謙介 劇作生活40周年記念公演 第1弾

日程
【厚木公演】
2018年6月16日(土)・17日(日)
厚木シアタープロジェクト第30回公演
厚木市文化会館 小ホール WEBサイト
主催:(公財)厚木市文化振興財団 扉座
応援:厚木シアタープロジェクト市民応援団

【東京公演】
2018年6月20日(水)~7月1日(日)
座・高円寺 夏の劇場07 日本劇作家協会プログラム
座・高円寺  WEBサイト

出演者

スタッフ
作・演出:横内謙介 
原作:手塚治虫
原作提供・協力:手塚プロダクション 
振付:ラッキィ池田・彩木エリ(イカキック)

美術プラン:金井勇一郎(金井大道具) 
大道具製作:金井大道具
舞台監督:大山慎一(大山組)
照明プラン:塚本悟(塚本ライティングデザイン)
音響プラン:青木タクヘイ(ステージオフィス)
衣装プラン:木鋪ミヤコ・大屋博美(ドルドルドラニ)
メイクアドバイザー:比嘉奈津子(Be-STAFF MAKE-UP UNIVERSAL)
演出助手:鈴木里沙(扉座)

協力:オリオンズベルト イカキック GVjp ELBS Entertainment TNX 東宝芸能 すみだパークスタジオ SIMスタジオ テンプリント 明和運輸 厚木扉座サポーターズクラブ<厚木公演>

宣伝美術:吉野修平(ヨシノデザインオフィス)
宣伝イラスト:溝口イタル
宣伝写真撮影:山脇孝志(Fillmore Far East.)

票券:石井希依(扉座)
製作:(公財)厚木市文化振興財団〈厚木公演〉/赤星明光・田中信也(扉座)
製作:扉座